シュガーです。
今回は、「ブレット」というものを使って、収入の計算式である『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率(成約率) × リピート購入回数』という4要素の「購入率(成約率)」に加え、メルマガ読者の収集率=オプトイン率を高めるテクニックを題材にした講義となります。
簡単に言うとブレットは、コピーライティングにおいて下記のような「箇条書き」を指すものです。
上図のような箇条書き形式にて、紹介するものの「メリット」「魅力」などをアピールする際に有効なテクニックで、コピーライティングの世界では「アート」「芸術」とも言われ、ライターの個性を出しやすい部分だったりします。
短い文を連続して重ねる事で、「メリット」「魅力」を読み手に対して一気にアピール出来る為、メルマガ登録への意欲、商材への購入意欲を高める効果が期待出来るテクニックです。
DRM(ダイレクト・レスポンス・マーケティング)でブレットを大いに活かす場所は、主に下記2点です。
- メルマガ読者を集めるオプトインページにてメルマガや無料配布コンテンツの「メリット」「魅力」をアピール
- アフィリエイトする商品のレビュー記事やLP、セールスレターにて、提供する特典の「メリット」「魅力」をアピール
「1」ではオプトイン率を高める事に作用し、「2」では購入率(成約率)を高める事に直結します。
つまり、メルマガ読者の数(集客数)を増やす事も出来る上に、そこからの購入率(成約率)も高めてくれる為、『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率(成約率) × リピート購入回数』における「集客数」「購入率(成約率)」の上昇に繋がるという事です。
故にブレットは、収入の伸びを「早く」「大きく」してくれる要素を持つテクニックというわけです。
この講義では、そんなブレットの書き方から使い道までを掘り下げて解説していきますので、
・オプトイン率の向上による「メルマガ読者数(集客数)」の増加
・レビュー記事の「購入率(成約率)」向上
を目指し、早い段階での収入増加を実感して頂ければと思います。
クライアントの事例では、情報商材アフィリエイトで自身が提供する特典をアピールするブレットを加えた事により、「購入率(成約率)」を10%程度上げた例は非常に多くあり数え切れないほどです。
その他、情報起業におけるセールスレター上でブレットを追加修正した際にも、それ以外の部分は一切変えずに「購入率(成約率)」を2,3%以上上げた例もありました。
『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率(成約率) × リピート購入回数』という計算式で表されるように、同じ「集客数」「報酬単価」だとしても、この「購入率(成約率)」が数%でも上がる事によって収入は一気に上昇していきます。
これは見方を変えれば、運営開始の初期段階で集客が捗らないという状況であっても、早い段階からまとまった収入を得られる可能性を高めてくれるという事です。
後はそこに「集客数」を増やしていけば、稼げる収入は、アフィリエイトでも情報起業でも一気に「桁」が増えるほどに上昇していくわけです。
今回の講義では、そんな収入を大きく左右する要素である「ブレット」について本格的に解説していきたいと思います。
どうぞ最後までお付き合いのほど宜しくお願いいたします。
ブレットの原理
ブレットは読み手にとってのメリットをイメージしやすく打ち出していき、
「今すぐに知りたい」
という興奮状態にさせる事がポイントになります。
見本としては、私が無料で配布しているDRMの教材『MillionAffiliate』に関してのブレットをご覧頂ければと思います。
以下のページで見られるブレットを参考文献として当講義を読み進めて頂けると、より理解が深まるはずです。
ブレット数は100を超えるほどあり、事例としては申し分ないと思いますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
ブレットの数に関しては多ければ多いほど、
「こんなに得られるものが多くある」
という印象を読み手に与える為、興奮状態を演出する後押しになるので有効です。
また、ブレットの中で何か1つだけでも「どうしても知りたい」という心理状態にさせられるブレットがあれば、そのような「心に響くブレット」1つの影響だけでも、
・オプトイン記事におけるオプトイン率の向上
・レビュー記事における購入率(成約率)の向上
が実現出来る事があります。
ブレットの「数」そのものが多ければ、読み手にとって「心に響くブレット」となるブレットを打ち出せる「確率」が高くなるという側面からも、ブレットは多い方が良いです。
そんなブレットは文章中の「どこ」で使うべきか―
その率直な答えとしては、ブレットはオプトインページやアフィリエイトする商品のレビュー記事、情報起業でのセールスレターでも、アピールするものの説明が終わった文章の後半で使う事が基本になります。
アピールする商品やメルマガなどの説明を終え、読み手である見込み客に「欲しい」という興味を大きく引き出した「後」でなければ、ブレットは「押し売り」のように感じられてしまい不快感を与えかねないからです。
故に、基本的にブレットは文章の後半に配置する事が「自然」になるわけです。
- 例外として文章の「前半」部分でブレットを使う「裏技」もあるので、後ほど取り敢えて解説いたします。
ただ、基本的にはブレットを使う場所は文章の後半部分になる為、まずはここでブレットの基本的な書き方をマスターして頂ければと思います。
ブレットは文章の後半に打ち出される為、読み手側としては、「最終的なアピールとしてのキャッチコピーだな」として「謳い文句」のように捉えている傾向が高くなっています。
つまり、「謳い文句」である事を前提とし、ある程度の「割り切った意識」で1つ1つのブレットを読んでいく傾向があるという事です。
ただ、読み手は「謳い文句」を前提に読み進めていく可能性があるとしても、視界に入る以上、どうしても読み手の印象には残るようになります。
特に、前述の通りブレットは、オプトインページやアフィリエイトする商品のレビュー記事、セールスレターにおける
・メルマガや無料配布コンテンツの説明
・商材の必要性
などの後である「後半部分」になる為、後半部分まで読んでいる読み手は既にブレットを読む前からある程度は
・メルマガや無料配布コンテンツ
・アフィリエイトする商材
への興味を高めている「多少の興奮状態」にある可能性が高く、「謳い文句」を前提としていながらブレットに目を通すとしても、印象に残りやすくなるのです。
そこで印象に残ったブレットが、メルマガ登録や商材の購入に対する「意欲」を後押ししてくれるようになるわけです。
もちろん、いくら読み手が「多少の興奮状態」にあり印象に残りやすい状態だからと言って、「ウソ」をつく事は推奨いたしません。
たとえ、「ウソ」の内容を記載したブレットを書き、そのブレットが読み手の「心に響くブレット」となり、その場ではメルマガ登録、商材の購入に至ったとしても、その後読み手に、
「騙された!」
という印象を与え、「信頼」「好意」を抱く人はまずいないと考えられるからです。
言わば見込み客から「反感」を抱かれてしまい、「信頼」「好意」が一気にガタ落ちしてしまうという事です。
「信頼」「好意」を得られないようでは「購入率(成約率)」「リピート購入回数」を高める事は難しいと考えられる為、収入面では大きな「マイナス」になると言っても過言ではありません。
ですので、
・オプトイン率
・購入率(成約率)
が一時的に上がるかもしれないという安易な気持ちで、「ウソ」のブレットを書く事は決してしないよう推奨していた次第です。
ただ、ある程度の「割り切った意識」で読み進めていく傾向にあるブレットに関しては、多少、
・大袈裟
・過激
な印象を与えてしまう表現を使用しても問題ありません。(繰り返しますが「多少」です、、、)
「割り切った意識」「興奮状態」である読み手にとっては、若干高いテンションである為、通常の文章では「胡散臭い」と思われてしまうような「大袈裟」「過激」な表現であっても、逆に有効と成り得るからです。
むしろ、読み手である見込み客の興奮状態である「心理状況」「テンション」に合わせた表現のブレットを構成した方が良いという事です。
しかしながら、胡散臭さしか印象に残らないようでは、「興奮状態」も冷めてしまって、メルマガ登録や商品購入への「意欲」が低下する可能性も決して否定出来ません。
故に、胡散臭さを全開にした表現ではなく、あくまでもアクセントになるような使い方を意識するようにして下さい。
以上がブレットにおける基本的な原理となります。
その上で次項では具体的なブレットの書き方を解説させて頂きます。
ブレットの具体的な書き方
読み手が得られるメリットを「知りたい」と思わせるように、箇条書きにしていく事がブレットの基本的な書き方です。
そして、より「知りたい」と読み手に思わせる効果的なブレットの要素がGDTの法則になります。
ブレットの要素とGDTの法則
GDTの法則は、コピーライティングでは有名なノウハウになり、下図のような9要素から成り立つものです。
自身がアピールしたい、
・メルマガや無料配布コンテンツ
・アフィリエイトする商材に付ける特典
・セールスレターやLPで販促する商品
など、こちらから提供するそれらを、GDTの法則にある要素を用いて表現してブレットにしていくと、読み手の感情が動き「知りたい」と思わられる可能性が高まります。
特に、9つ目の要素である「興味性」における、
・意外性
・表現の拡大(大袈裟、過激)
は、印象に残りやすいので有効です。
また上記GDTの法則に加えて、
・その市場に関しての「あるあるネタ」
・インパクトを与える数字
も、読み手の目に留まりやすい上に、印象に残る可能性が高い為、有効なブレット要素と言えます。
以上、
・GDTの法則
・その市場に関しての「あるあるネタ」
・インパクトを与える数字
がブレットにおける有効な要素である上で、
・メルマガや無料配布コンテンツ
・アフィリエイトする商材に付ける特典
・セールスレターやLPで販促する商品
などにおいて、見込み客にとってのメリットを細かく細分化し、ブレット自体の「数」を量産するようにします。
以上が、ブレットの基本的な要素になります。
パターンと構成
前項では、1つ1つのブレットにおける要素について触れた次第です。
ここでは具体的にどのような「形」のブレットが有効かを解説させて頂きます。
ブレットにおける2つのパターン
まず、ブレットは大きく分けて2種類の「パターン」があります。
1.単体パターン
2.補足付きパターン
以下がそれぞれの例になります。
◆1.単体パターンの例
◆2.補足付きパターンの例
対してこちらは、1つのブレットに対して補足説明を添えたブレットになります。
補足の付け方は、下記のように3種類に分ける事が可能です。
●補足の付け方例1↓
●補足の付け方例2↓
●補足の付け方例3↓
以上が、
1.単体パターン
2.補足付きパターン
の事例です。
「1」では補足を付けない為、補足無しでも読み手に魅力を感じさせなければなりません。
その為、シンプルであるものの、やや「上級者向け」であると言えるのが「1」のパターンです。
逆に「2」は、1つのブレットに対して補足説明を付けアピールを強める事が出来る為、読み手に魅力を伝えやすいメリットがあります。
故に、基本的には「2」の補足付きパターンでブレットを書いていく事を推奨しておりました。
もちろん、コピーライティングスキルの向上に伴い、「1」の単体パターンで書いていっても何ら問題ありません。
ただ「2」の補足付きで構成すれば、まだスキルが研ぎ澄まされていない段階であっても、大きく外れる事なく、メリットを感じさせるブレットを書く事が出来るのでお勧めです。
「2」に関して、3つとも同じブレットではあるものの、補足の見せ方によって印象が変わります。
改行を多くすればするほど、1つ1つのブレットが読みやすくなるメリットがあるのが特徴です。
ただし、1つ1つのブレットが読みやすくなる反面、全てのブレットを読む為にはその分だけ「スクロール」するという作業を読み手にさせてしまうデメリットがあります。
じっくり読ませたい場合は改行を多くする補足、逆に、数重視でどんどん読み進めて欲しい場合は改行を少なくしていくなどが有効となります。
ただ、3種類のいずれにしても、1つ1つのブレットに統一感が無いと読み手に「違和感」を与えてしまい「反応」が下がる危険性がある為、補足の付け方は統一させるようにして下さい。
ブレットにおける補足説明文のポイント
先ほどまでは、ブレットに付属させる補足文がある形式を推奨するという説明までさせて頂きました。
その上でここでは、ブレットの補足文を通じて、より商品の「購入率(成約率)」やメルマガ読者の「オプトイン率」を大きく引き上げる為の、補足文のポイントを解説していく次第です。
そんな補足文のポイントは、
1.ブレット内容を知る事で読み手がどうなるかという「メリット」
2.ブレット内容を知らない事で陥る可能性がある危機感への「警告」
3.1を得る為の行動、もしくは2を回避する為の行動を明示
4.どんな内容が収録されているかの宣言
という4つの要素を組み合わせていき、「主観的」「客観的」な両視点から補足文を打ち出していく事です。
注意点としては、改行をする補足文においては1行だけでは乏しい印象から魅力を下げてしまう可能性がある為、1つのブレットに対して最低でも2~3行以上は補足文を書くようにして下さい。
ブレット(補足)というような、改行せずに補足文を付ける場合は1行程度でも問題ありません。
ブレットは先ほど触れたように、
・GDTの法則
・その市場に関しての「あるあるネタ」
・インパクトを与える数字
を要素として構成する為、「インパクト」は強く印象付けられます。
ただ、「インパクト」が先行してしまう為、どうしても「具体性」「論理性」に欠けてしまう傾向がある事は否めません。
そこで補足文を、
1.ブレット内容を知る事で読み手がどうなるかという「メリット」
2.ブレット内容を知らない事で陥る可能性がある危機感への「警告」
3.1を得る為の行動、もしくは2を回避する為の行動を明示
4.どんな内容が収録されているかの宣言
の組み合わせで表現していく事により、「インパクト」先行だったブレットに「具体性」「論理性」が加わるようになります。
「具体性」「論理性」が加わったブレットは、より読み手が率直に「知りたい」と思えるようなブレットになる傾向がある為、このような補足文を添える事を推奨しておりました。
事例をここで挙げてしまうとキリがない為、紙面の都合上、割愛させて頂きます。
ブレットの事例は下記のオプトインページが分かりやすいと思いますので、先ほども紹介しました約100以上のブレット例がある下記ページを参照し、1~4の組み合わせをご確認頂ければ幸いです。
以上がブレットに付ける補足文の解説となります。
2つの型~ポジティブ型とネガティブ型~
ここまで説明しました、「単体パターン」「補足付きパターン」という2種類のブレットとは別に、ブレットの内容に関して2つの「型」がありますので、ここで解説していきたいと思います。
まずブレットは、「知りたい」と読み手に思わせる事が目的である為、基本的には得られるメリットを打ち出していく事になります。
ただ、メリットを打ち出すだけではなく、あえて逆に危機感を煽る「警告」のようなブレットを混ぜる事も有効です。
得られるメリットを押し出すタイプを「ポジティブ型」。
逆に、知らない事により発生する可能性がある危機を煽るタイプを「ネガティブ型」と分けていました。
「ブレット内容を知ればこんなメリットが得られる」というポジティブな印象に加え、反対に「知らなければ大変な事態に陥るかもしれない」というネガティブな危機感を与え、読み手の感情を振り子のように大きく揺さぶっていくのです。
その感情の揺さぶりが大きければ大きいほど、読み手はより「知りたい」という意欲が高まる傾向にあり、それがオプトイン率や購入率(成約率)の向上に直結するようになります。
ただ、ネガティブ型が多くなると、読み手としては余り良い印象を抱かない可能性があります。
読み手はそもそも、どんなメリットがあるかを知りたがっているからです。
故に、基本はポジティブ型をメインにして、稀にネガティブ型を「アクセント」「隠し味」のように使うと、振り子のように感情を揺さぶりやすい適度な振り幅を演出出来るようになります。
よって、ポジティブ型をメイン、ネガティブ型を少な目に、という配分を意識して書く事を推奨いたします。
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このポジティブ型とネガティブ型に関しての見本も、先ほど同様、約100個ほどの事例を携えているオファーページを参照頂ければ幸いです。
ブレットの色付けや装飾などの「デコレーション」
ここでは、ブレットを書いていく際の装飾=デコレーションについて触れておきたいと思います。
基本的に有効なデコレーションの要素は、
・興奮度を高める
・目立たせる
という事が挙げられます。
故に、青などの寒色ではなく、太字で赤系統の暖色を使うようにして下さい。
寒色を使うと目立ちにくい上に、興奮度を落ち着かせる作用がある為、
・オプトインページでのメルマガ登録
・アフィリエイトする商品の購入
・セールスレターでの商品の購入
などへの「意欲」が減退してしまう恐れがあるからです。
せっかくブレットを多数打ち出して、「意欲」を最高潮にさせるはずが、逆に下げてしまう結果になりかねません。
故に、興奮度を高めつつ目立たせる事が出来る赤系統の暖色系が有効となるわけです。
加えて、背景に黄色マーカーを使用すると、より目立つ上に興奮度を高める作用がある為、さらに有効となります。
ただ、黄色は文字の色に使ってしまうと、そもそも読みにくい傾向にありますので、黄色で装飾する場合はこのように黄色マーカーとして背景色に利用する事を推奨していました。
この赤系統と黄色マーカーは、目立たせる必要がある道路の信号機に使われるほど有効性が実証されている色彩効果です。
ただ、余りにも使用し過ぎると、読み手としては視覚に刺激が強くなり過ぎてしまい、可読性が下がってしまうという危険性が否めません。
故に、補足文は基本的に黒字にし、ブレット部分にだけ暖色と部分的に黄色マーカーを使う事が無難です。
補足文ににおいて、黒字に対し太字や下線でデコレーションする分には、読み手の視覚を刺激し過ぎないので特に問題ありません。
- 赤系統の暖色を使う際には、真っ赤では目に刺激が強過ぎ読み手に対して無意識に負担を掛けてしまい可読性を下げる事が考えられる為、茶色が少し混ざった赤茶がお勧めです。
ちなみに私が執筆している当記事や先ほども参考媒体として案内したLPも、赤字は全て赤茶で統一しておりました。
目を通す際にはご確認頂ければと思います。
下記がデコレーションの例になります。
上記は補足付きのパターンなので、黒字で記載する補足が間に入る為、全てのブレットに赤系統の暖色を使っても特に問題ありません。
ただ、補足無しの単体パターンのブレットでは、補足が無い分、各ブレットが連続して続く形になります。
その為、単体パターンの場合は全てのブレットに赤系統の暖色を使うと、黒字を挟まずに暖色だらけになり、メリハリが無くなり目立たせる目的が果たせません。
故に、単体パターンのように1つ1つのブレットが連続する場合には、
・赤系統の暖色を使うブレット
・黒字のブレット
を交互にすると、赤系統の暖色を使っているブレットが際立つようになるので有効です。
以下が単体パターンのデコレーション例になります。
このように黒字のブレットを間に挟んでいく事で、メリハリが付くようになり、各ブレットを際立たせる事が出来る為、参考にして頂ければと思います。
(補足)ブラインドブレットとオープンブレット
補足講義として、
・ブラインドブレット
・オープンブレット
という2つについて解説していきます。
上記2つはブレットの「形」ではなく、内容についての違いです。
まずブラインドブレットとは、通常のブレットを指します。
対してオープンブレットとは、あえて答えを打ち出していくブレットです。
イメージが難しいと思いますので、簡単な例を挙げて見ていきましょう。
◆一般的なブラインドブレット
- 検索エンジン対策(SEO)において、たとえ最初は検索結果の下位だとしても、日に日に順位をグイグイ上げていく記事の書き方とは
◆オープンブレット
- 「皆さん」「欲しい人は他にいませんか?」←これらの表現は見込み客の反応を「劇的」に下げてしまいます。この2つに共通する、多くのアフィリエイターが犯す絶望的なミスとは
このオープンブレットでは、「見込み客の反応を「劇的」に下げてしまいます。」のように、答えを「知りたい」と思わせるのではなく、あえて開示しています。
その後に、「この2つに共通する、多くのアフィリエイターが犯す絶望的なミスとは」という表現で、ブラインドブレットの要素を含めていました。
ブラインドブレットは、ただ読み手に「知りたい」と思わせる為に情報を隠すタイプのブレットです。(ブラインドの意訳は「隠す」)
対してオープンブレットは、一旦は答えのようなものを提示し、そこに「学び」を与えるような形になります。
ブラインドブレットだけでは「学び」は得にくい為、あえてオープンブレットを混ぜる事により、読み手に「学び」を提供し、書き手に対して「好印象」を抱いたり「さらに知りたい」という知的好奇心を刺激し、オプトイン率や購入率(成約率)を高めていくテクニックとなっています。
ただ、このオープンブレットはブラインドブレットがあってこそ引き立つブレットです。
故に、先ほど解説した「ポジティブ型とネガティブ型」におけるネガティブ型と同様に「アクセント」のように時折使う事を推奨しておりました。
以上、オープンブレットとブラインドブレットの解説でした。
- 何度かこの記事内で紹介したLPで100個ほどのブレットを用意していましたので、そちらを参考にして頂ければ、ここで解説した「オープンブレット」「ブラインドブレット」が多数見つかると思います。
ですので、見本をお探しの際には、紹介したLPの方をご覧になってみて下さい。
(応用)前半に使うブレット
ここまでは、文章の後半にブレットを使用する前提で、ブレットの書き方を講義させて頂きました。
ただ例外として、あえて「文章前半の冒頭部分」でブレットを使う応用技があるので、最後に紹介していきたいと思います。
そもそもブレットは、箇条書き形式で提供するものの「メリット」「魅力」を連続して打ち出す事で、読み手のメルマガ登録や商材購入への「意欲」を一気に高められるテクニックです。
しかしながら、その役割は文章の後半で使うブレットだからこそ、でした。
なぜなら、文章の後半であれば、既に提供するもの(メルマガ、無料配布コンテンツ、商材に対しての特典)に対してある程度の「魅力」を伝えている為、ブレットを読み進める前段階でも読み手は多少のメルマガ登録や商材購入への「意欲」を持っているからです。
既に多少のメルマガ登録や商材購入への「意欲」があるからこそ、ブレットのような箇条書き形式で「メリット」「魅力」を連続して打ち出していく事によって、さらに「意欲」を後押しして最高潮にまで高められる可能性があるわけです。
それに対して、ここで解説する文章の「前半の冒頭」部分で使うブレットは、そのブレットに目を通す前における読み手の心理状態は、
・オプトインページであれば「メルマガへの登録」
・アフィリエイトのレビュー記事やセールスレターであれば「商品の購入」
などに対して特に何ら「意欲」を抱いていない可能性があります。
文章の冒頭部分では、読み手の多くはその文章自体を読み進めていこうか決断しかねている可能性があると考えらるからです。
もちろん、その文章を読ませる前に、確固たる「信頼」「好意」「尊敬」というブランディングが出来ていれば、文章冒頭から「前向きな意識」で読み進めてくれるかもしれません。
ただ、ブランディングがまだ完全に築けていない読み手にとしては、いきなり文章の冒頭から「前向きな意識」で読んでくれる可能性は低いと想定し、冒頭部分を構成すべきです。
もしも冒頭部分でページを閉じられてしまえば、その見込み客は二度とブログに戻ってこない可能性もあるからです。
故に、冒頭部分では読み手がまだ「前向きな意識」で読み進める気はないと想定して構成する事が無難になります。
そのように冒頭部分から「前向きな意識」で読み進めてもらえるように構成する事は、「信頼」「好意」「尊敬」というブランディングが完全に築き上げられた読み手に対しては、何らマイナスにはなりません。
むしろ、さらに精読の意識が高まる事が想定出来ます。
冒頭部分で読み進める意欲を高める効果をまとめると、
・まだブランディングが築けていない読み手に対しては精読の意識を高める
・既に完全にブランディングが出来ている読み手に対しては、さらに精読の意識を高める
という事に繋がっていきます。
以上の事から、冒頭部分の構成は、その段階から読み手を「前向きな意識」で読み進めてくれるように意識を高めるように構成する事が望ましいわけです。
その上で、ここでは冒頭部分に使うブレットにのみ焦点を当てて解説させて頂きます。
前述の通り冒頭部分では、まだ読み手はその文章自体を読み進めるかという事を決断しかねている前提で捉えるべきである為、そのような段階の読み手に対して、
・メルマガや無料配布コンテンツ、特典のメリットや魅力のアピール
・大量のブレット
は不向きになります。
なぜなら、まだ文章自体を読み進めるかどうかすら決めかねている段階の読み手に対して、箇条書き形式でメルマガや無料配布コンテンツ、または特典などをアピールされても、読み手は「突然の押し売りをされた」という印象を抱きかねないからです。
まず、大多数の読み手はその文章を読み進めるかどうかという、迷いの心理状態である可能性が高い為、ブレットの内容は「後半部分」で使うブレットのようなメルマガや無料配布コンテンツ、特典などをアピールするものは不向きだという事です。
また、当然ながら冒頭部分から大量のブレットを見せられても、同じように「押し売り」というマイナス印象を受ける事が考えられます。
故に、前半の冒頭部分におけるブレットは、
・その文章を読むメリットを感じさせる内容を打ち出す
・数を多くても5,6個程度まで厳選する
という方針が望ましいと言えます。
要するに、「後半」に書くメルマガや無料配布コンテンツまたは特典をアピールするブレットとは異なり、この「前半冒頭」のブレットは、その文章に対しての「メリット」「魅力」を、厳選したわずかな数だけ打ち出していくという事です。
特典や無料配布コンテンツ、メルマガをアピールするのではなく、
・オプトインページ
・アフィリエイトする商品のレビュー記事
・セールスレター
などの「文章自体」をアピールするようなイメージになります。
例として、既に販売は終了していますが、7万本ほど売れた某商材のセールスレター冒頭に書かれたブレットを紹介いたします。
上のブレットでは、「この手紙で私があなたにお伝えすることは」という切り口で、ブレットの内容は提供するもののアピールではなく、この先に書かれている文章そのものをアピールしている事がお分かり頂けると思います。
また、いくら文章そのものをアピールして読み手の意識を高める効果を出すとしても、この時点で大量のブレット打ち出してしまうと、どうしても「押し売り」の印象を拭いされません。
故に、上図のように5,6個程度に留め、いち早く本文を読み進めさせる方が良いわけです。
以上のように、オプトイン記事などの冒頭部分でブレットを使う際には、
・その文章を読むメリットを感じさせる内容を打ち出す
・数を多くても5,6個程度まで厳選する
を意識して構成するようにして下さい。
総括:ブレットの書き方講座
ここまでの講義、お疲れ様でした。
今回のブレットに関しての講義では、
・オプトインページにおいてメルマガや提供する無料レポートなどのアピール
・アフィリエイトする商品のレビュー記事、LPやセールスレターにおける商品のアピール
に活用出来る内容として「集客数(メルマガ読者)」と「購入率(成約率)」の向上に大きく役立つかブレットの書き方を解説してきました。
その具体的な解説内容としては、以下のような内容で展開してきた次第です。
- ブレットに書く要素
- 単体ブレットと補足付きブレット
- ブラインドブレットとオープンブレット
- ポジティブ型とネガティブ型
- ブレットの装飾(デコレーション)
- <応用>冒頭に活用するブレット
以上の講義内容を踏まえた上で、あなた自身が、
・オプトインページ
・アフィリエイトする商品のレビュー記事やLP
・セールスレター
などにブレットを打ち出していく事で、「集客数(メルマガ読者)」「購入率(成約率)」の「桁」を変えていけるようになるはずです。
その延長戦上には、『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率(成約率) × リピート購入回数』で表される計算式にあるように、収入自体もご自身が驚くほど「桁違い」に増えていくでしょう。
ぜひ当講義を何度もお読みになり、ブレットの神髄を極めて頂ければ幸いです。
また、当ブログではネットビジネスで生計を立てるレベルに到達して頂くべく、
・ブログ運営
・アフィリエイトノウハウ
・コピーライティング
・DRM(ダイレクトレスポンスマーケティング)
など、複数の角度から講義を幾つも公開しています。
一度、下記のリンクから目次をご覧になり、気になる講義の方も併せて目を通してみて頂ければと思います。
それでは、別の講義でお待ちしております。
シュガー。