シュガーです。

コピーライティングのスキルにおいて、「読ませる」「信じさせる」「行動させる」という3つの壁を超える事が重要になりますが、今回は「信じさせる壁」に対して有効なテクニックを解説します。

それが、「社会的証明」の利用です。

これは自分の文章というよりも、「証拠」を見せていくという方法で、自分の主張に関する証拠を実際に見せていく事によって、信ぴょう性を一気に高めていける可能性が高いテクニックとなっています。

提示する社会的証明=証拠の例がこちらです。

・権威者の発言
・メディアの発言やデータ
・実績の画像
・公的機関のデータ

それでは早速いってみましょう。

権威者の発言

権威者の発言をそのまま引用し、引用元を明示する事で、自身の主張への信用度をそのまま高める事が出来ます。

なぜなら、基本的に多くの人は、「権威」を持つ人の発言を無条件に信用してしまう傾向にあるからです。

実際のところ、医者、弁護士、教授、専門家など、彼らの発言に対して無条件に信じてしまう人が非常に多いと思います。

ネット上の発言を引用したり、書籍からの引用も可能です。

その際に引用元をしっかり明示すれば法的にも全く問題ありません。

ただ、ネット上にしても書籍にしても、発言の「一部」を引用するようにして下さい。

全てを引用するのは、もはや「引用」ではなく「著作権侵害」にあたり、罰則を受けてしまう可能性があるからです。

ネットであれば数行、一般的なページ数の書籍であれば1ページ程度など、「一部」を引用するように気を付けて下さい。

あくまでも、ご自身が書く文章の「ごく一部」というレベルに留めるようにすれば問題ありません。

メディアの発言やデータ

メディアの発言やデータも「権威」と同様に、多くの人が無条件に信用しがちです。

本当に多くの人がテレビで流れるニュースに対し、条件反射的に信じていると思います。

引用の方法として、実際に雑誌に掲載されたアフィリエイターは、その雑誌のページを引用したりしています。

雑誌に載った事があるという事を証明するだけで、割と興味を惹く事が出来るので、そのような経歴があれば、有効に使ってみて下さい。

実績の画像

ブログなどで

「毎月●●円稼いでいます」

と言っても、ネット上では言った者勝ちの世界ですので、発言だけでは大半の人が信じてくれません。

そこで、実績の金額が掲載された画像を掲載する事で、信用性を高める事が可能になります。

ただ、ブログのサイドバーに何となく掲載するだけでは、読み手としては聞いてもいない事をアピールしてくる人というマイナス印象を与えかねません。

それよりも、「はじめに」というブログの趣旨をお伝えするようなページや「管理人プロフィール」などのページ内において、実績を紹介する流れでごく自然にお伝えした方が無難です。

逆に、一般的な常識よりも優れた実績であれば、あえて何も言わずに画像を見せ、興味を惹くという方法も有りです。

例えば、下記の無料企画案内ページでは、ページを開いた瞬間に月7桁台のクライアントによる実績画像を提示し、後々にも、話の流れで再び同じ画像を提示して信用性を高めていました。

月に100万レベルというのはアフィリエイトでは稼いでいる人の中では「当たり前」というほぼ「常識」と言っても過言ではありません。

ですので、自分1人だけの100万程度という実績のみでしたら、あえてページの先頭に掲載する事はありませんでした。

読み手としては、

「稼いでいる人であれば、自分1人なら、そのくらい当たり前じゃない?」

という印象程度になり、厳しい目を持つ人からは興味を惹く事が難しくなるからです。

そこで100万レベルのクライアントが10数名という実績だからこそ、インパクトを与え下を読ませる興味を持たせル為に案内ページの先頭に出し、さらに文中の流れで画像の解説を行い、信ぴょう性を高めるような構成にした次第です。

基本的には実績画像を見せても、疑り深い読み手は、その画像さえも「ねつ造なのでは?」と疑ってかかる可能性があります。

その疑いを晴らすには、やはり文中の流れで解説しながら合わせて画像を提示していく事に他なりません。

ですので、実際の実績画像を掲載する際には、より信ぴょう性を高める為に、可能な限り補足説明を添えていくように意識して下さい。

また、いくら稼いだという「実績」の画像だけでなく、作業に関する実績も同様に証拠画像として有効になります。

例えば、ツイッターツールをアフィリエイトする際には、そのツールを使って作業をして集客効果が表れたという一連の証拠画像を使う事で、「本当に実践している人」というプラス印象を与える事が出来ます。

ネット上では、アフィリエイト報酬目当てに、実際にはやってもいない事を発言している人が多い状況にあり、作業工程の証拠画像を掲載する事で、そのような人達とは別次元の信用を得られるよう可能性が高まるはずです。

その他にも、ネットビジネス関連であれば、

・アクセス解析の結果
・成約率(購入率)
・ブログランキングの成績
・ツイッターのフォロワー数
・YouTube投稿動画の再生回数
・ブログに投稿した記事数や文字数

など、細かなものも、いくら稼いだという以外の「実績」としてアピール出来る場合があります。

特に興味を惹ける大きな金銭的実績が出せないという場合であっても、上記のような実績を上手く活用する事で、読み手に自身の実力をアピールする事が可能ですので、ぜひ参考にしてみて下さい。

公的機関のデータ

これは、公的な機関が出している数字やグラフを、自身の主張するものを後押しする場合に提示していく方法になります。

例えば、何年も前にアフィリエイト協会という機関が出していた「95%のアフィリエイターが稼げない」内容を示すグラフがあります。

下図がそのグラフです。

アフィリエイトで95%が稼げていないグラフ

【引用】http://www.japan-affiliate.org/news/survey201307/

このようなグラフのデータと、「95%のアフィリエイターは月に5,000円も稼げていない」という主張をする事で、その主張の信ぴょう性が高まっていくわけです。

この画像データがなければ、ただの個人的な意見に過ぎませんでしたが、データのおかげで真実味が増すようになります。

ポイントは、引用元の明示と、「公的機関」である事。

どこの誰かも分からないブロガーが想像で作ったグラフでは、とてもじゃありませんが、信用される事はないでしょう。

前述の「権威者の発言」と同様に「公的機関」に「権威」があるから信ぴょう性の向上が成立するわけです。

あなたの主張する内容を後押ししてくれるデータがあれば、ぜひ引用して、信用度を高めていって下さい。

ちなみにですが、先ほどのアフィリエイターは95%は稼げていないという図は、ネット上で多く認識されている為に例として出したまでで、

実際には根拠のないただの都市伝説

で、先ほどの画像にある数字に、実は「ウラ」がありました。

95%はアフィリエイトで稼げていないという説は嘘であったという事を、論破した記事がありますので、気になる場合は下記の記事をご参照下さい。

総括:読み手に自身の主張を信じ込ませる「社会的証明」の利用方法

今回の講義では、

・権威者の発言
・メディアの発言やデータ
・実績の画像
・公的機関のデータ

を利用して「社会的な証明」を提示し、コピーライティングのスキルにおける「信じさせる壁」を超えるテクニックを解説してきました。

文章の流れに沿って当講義のテクニックを駆使する事により、あなたが書く文章の信ぴょう性を高めていけるはずです。

ただ、その前提として、見込み客に文章を「読ませる」必要があります。

いくら社会的証明のテクニックを駆使した文章を書こうとも、見込み客に文章を読んでもらえなければ何の意味も無いからです。

ですので、信じさせるテクニックと共に、見込み客に読ませるテクニックもしっかりとインプットする事が重要になるわけです。

そこで当ブログでは、「読ませる」テクニックとして、下記のような講座を用意しておりました。

ぜひ併せてお読みになってみて下さい。

それでは次回の講座でお会いしましょう。

シュガー。

>ブログの目次はこちら