シュガーです。

ネットビジネスをはじめ、アフィリエイトは文章で行うビジネスであり、文章を用いて

読ませる事
信じさせる事

を経て、ようやく商品を購入させる事が出来ます。

故に、ネットビジネスなどのアフィリエイトで稼ぐ為には、「読ませる」「信じさせる」という部分が、この上ないほど重要になるわけなんです。

その「読ませる」「信じさせる」を実現する上で、欠かせないのが、

読み手からの「共感」を得る

という事です。

共感を得る事で、さらにグイグイと「読ませる」事が出来ますし、共感を得られない事には「信じさせる」という事に至らないからです。

多くのアフィリエイターが、コピーライティングの重要性に気づき、日々、記事を書いている状況にありますが、この「共感」を得られず、逆に「反感」を抱かれてしまい、

読ませる事
信じさせる事

が疎かになった挙句、なかなか商品を購入させるまでに至らず、収入が伸びない傾向にある人が多いようです。

ただ逆に、反感を抱かれずに共感の割合が大きくなるほど「信用度」も比例して高まり、それが「購入率」などに直結する為、一気に収入を伸ばす要因になってきます。

事実、コンサルティングをしているクライアントに、この部分を直すと、劇的に収入が変化し始める事が非常に多い傾向にありました。

そこで今回の講義では、出来る限り読み手からの「反感」を避けて「共感」を得られるようにする文章術について解説していきたいと思います。

「読ませる」「信じさせる」という稼ぐ為に欠かせない部分の「根底」を支える文章術と言っても過言ではありません。

心してお読み頂ければ幸いです。

いきなり文章術に入る前に、まずは「反感」と「共感」に関しての前提知識についてお話していきたいと思います。

反感と共感

出来る限り多くの見込み客(読み手)に対し、共感してもらえる事で、信用を勝ち取り、勧める商品を購入してもらう事が出来るようになれれば理想です。

もちろん、人の考えは文字通り「人それぞれ」ですので、100%の人に共感してもらう事は不可能です。

1,000人の読者に商品を勧めて、1,000人が購入してくれる「成約率100%」の数字はまず有り得ません。

ただ、可能な限り、共感の反対である感情の「反感」を避ける事で、後々に信用に至らせる可能性を残す事が出来ます。

つまり、反感を回避していく事がそのまま共感を得られる確率を高めるという事です。

反感を可能な限り避け、出来るだけ共感を得られる。

それがコピーライティングの文章術によって、叶うという事です。

反感を回避して共感を得ると言うと、難しく感じてしまうかもしれません。

ですが、至って簡単な文章術になります。

なぜなら、何か新しいものを導入するのではなく、今ある反感に至る可能性がある要素を変えていくだけ、だからです。

反感を回避して共感を生む文章

読み手が反感と共感のどちらかに至るかには、下記4つの「視点」における文章で決まります。

1.書き手自身の考えである「主観視点」
2.誰に聞いても答えが一致するような「客観的視点」
3.読み手だけの考えである「読者視点」
4.多くの人々が平均的に持つ考えである「一般視点」

基本的には、上記4つの視点以外の視点で書かれる文章はないはずですであり、どんな文章も、必ず上記4視点のいずれかに分類されています。

そして、このそれぞれの視点において、文章を変える事によって、反感を回避して可能な限り共感を生み出す可能性を高める事が出来るようになります。

全ての文章に共通するわけではなく、各4視点によって異なるので、それぞれ分類して解説していきたいと思います。

1.書き手自身の考えである「主観視点」

自己紹介の記事に至っては、ほとんどがこの「主観視点」に該当しますし、基本的にブログ記事は、自分自身の主張をする「場」でもありますので、割と多くの文章がこの「主観視点」になると思います。

この主観視点において自分の主張で反感を抱かれてしまうと、他の3視点においても、反感を買われている状態で読まれる可能性が高くなり、圧倒的に共感からは程遠くなってしまう可能性が高くなってしまいます。

故に、まずは4視点の中でもこの「主観視点」から先に解説して参ります。

「主観視点」における反感を避けて共感を得られるようにする文章のポイントは下記の3点です。

1.自分の主張が当たり前に考えずに決して押し付けない事
2.他人は違うかもしれないが、自分はこう思うという表現にする事
3.主張に対して理由を述べる事

例文を示しながら解説していきます。

「コーヒーと紅茶なら、普通は紅茶を選ぶのが当たり前です。」

いかがでしょうか。

おそらく、コーヒー派の方はほぼ確実に「反感」を抱いたのではないでしょうか。

これは二者択一の答えですが、必ずしも一方であるかどうかは分かりません。

「紅茶が当たり前」という表現から、決めつけ、押し付けという印象を受け「1」の要素を満たせていませんので、反感に至っているわけです。

答えが1つでない限り、

「誰もが紅茶を選ぶよね。」

という、答えはこれしかない押し付けをしてしまっている部分が反感要素になっているのです。

もちろん、全ての人類がコーヒーが飲めず、紅茶しか飲まないのであれば、問題ありません。

ですが、正確な比率は存じませんが、紅茶派もコーヒー派もいるはずですので、答えは絶対に決まった1つではないのです。

よって、選択肢がある内容に対し、1つの答えだけを常識のような文章で表現すると、上記のように反感を抱いてしまうわけです。

文章だけでなく、おそらく、普段の人間関係でも、なぜか会話していて不快に感じる人、反感を抱くような人は、今解説した反感要素が会話に入ってくる人だと思います。

いわゆる「ウザい」と言われる人もこの反感要素が該当していると考えられます。

やはり、聞き手の思考を決めつけられてしまえば、「不快」「ウザい」と感じ、それが「反感」に繋がってしまうからです。

では、ここで先ほどの

「コーヒーと紅茶なら、普通は紅茶を選ぶのが当たり前です。」

という不快な文章を、反感を避ける形に直してみましょう。

「コーヒーと紅茶を選ぶのでしたら、私は紅茶を選びます。子供の頃から紅茶好きだったのもありますが、苦いのが得意ではなく、コーヒーの苦みが好きではないからです。」

このように直すと、まず全体的に押し付けがなくなって『1.自分の主張が当たり前に考えずに決して押し付けない事』がしっかり出来ている事が分かると思います。

次いで、「私は紅茶を選びます」という文章から、『2.他人は違うかもしれないが、自分はこう思うという表現にする事』を満たす事が出来ました。

そして、「子供の頃から紅茶好きだったのもありますが、苦いのが得意ではなく、コーヒーの苦みが好きではないからです。」という文章で、『3.主張に対して理由を述べる事』が満たされました。

以上のように変換する事で、反感要素をほぼ無くす事に成功出来るわけです。

この文では紅茶派の発言としていますが、仮にコーヒー派の人が読んでも、不快に感じる事はないはずです。

なぜなら、

「そういう考えの人なんだな」
「苦みが嫌いなら、紅茶を選ぶのは当然かもしれない」

というように、紅茶派の意見に対し「共感」し、反感を抱く要素がないからです。

このように、元々は正反対の意見であっても、反感を避けて共感してもらう事が可能になるという事です。

自分の主張が少数派であったとしても、ここで解説した文章術で構成する事により、限りなく反感を回避して共感を得られる可能性がグッと高まっていきます。

その為のポイントが、

1.自分の主張が当たり前に考えずに決して押し付けない事
2.他人は違うかもしれないが、自分はこう思うという表現にする事
3.主張に対して理由を述べる事

だという事です。

2.誰に聞いても答えが一致するような「客観的視点」

客観的に見て、読み手も書き手も答えが一致するような内容であれば、特に反感を抱く事はないはずです。

それはただの事実が述べられているに過ぎないからです。

しかし。

読み手がその内容を「客観的事実」として捉えていなかったり、そもそも知らなかったりした場合、書き手が当たり前のように主張していた事に対して「反感」を抱いてしまう事は避けられません。

書き手が「客観的事実」として当たり前に思っていたとして文章にしたとしても、読み手が書き手と同様に認識していなければ、読み手にとっては、その文章は「客観的事実」ではなくなるからです。

そうなってしまえば、その時点で「違和感」が生まれ、それが「反感」に直結してしまいます。

書き手は当然の客観的事実と思っていても、読み手はそう捉えていない可能性がある事に配慮しなくてはならないという事です。

そこで、この「客観的事実」を述べるにあたり、反感を回避して共感を得られるようにする為に下記の2点をポイントとして抑えるようにして下さい。

  • 1.読み手の100%が客観的事実として認識出来ている事だけを「客観的事実」として主張する事
  • 2.1でない限りは、その主張が「客観的事実」である事を認識させる事

それでは、この2点を例文を用いて解説していきます。

「地球から月の裏側は見えません」

自転と公転の周期による関係で、地球からは月の裏側を見る事が出来ません。

この事を知っている人にとって、この文章は単なる客観的事実を述べただけですので、何ら反感に至る事はないはずです。

ただ、これは客観的事実ではあるですが、多くの人が認識しているとは限りません。

そのような、「地球から月の裏側は見えない」という客観的事実を認識していない読み手にとっては、上記の文章は、知っている事を決めつけられたという「不快感」が生じ、「取り残された感覚」が生まれて、「反感」を抱くようになってしまうのです。

「え?地球から月の裏側は見えないの?」

と思う人にとっては、知らなかった情報を、あたかも「知らない人はこの世にいない」という表現で述べられているので、反感を抱いてしまうというわけなんです。

ですので、この例は全員が知っているような客観的事実ではありませんので、下記のように直す事で反感を回避してみたいと思います。

「地球はその場で動かずに回る『自転』と、動いて回る『公転』によって、月などの天体を見る事が出来ます。」

「ただ、地球だけでなく、月も同じように『自転』と『公転』を繰り返しています。」

「月の『自転』周期と『公転』周期が同じである為、地球からは常に同じ方向である月の表面しか見えず、裏側を見る事が出来ないわけです。」

このように、補足をして客観的事実だという事を認識させている事で、可能な限り反感を避ける事が出来ているのです。

ただ、注意点が1つあります。

その補足内容において、読み手が認識出来ない言葉は使わず、必要であればその言葉の簡単な説明を入れるようにして下さい。

せっかく補足して客観的事実という事を認識させるつもりが、ただ小難しい理解出来ない話をされた、という「不快」な感情を与えてしまい、それが「反感」に至ってしまうからです。

上記の例でいえば、「自転」「公転」も一応は専門用語ですので、必ずしも全ての読み手が知っている言葉ではありません。

ですので、簡単な説明を付け加えた上で、補足を成り立たせていたわけです。

3.読み手だけの考えである「読者視点」

この「読者視点」は、読み手が考えているであろう事を、読み手側から打ち出す事で、共感を得られやすい反面、失敗するとそれが「反感」になってしまう危険性もあります。

そのような事態にならないように、反感を抑えて共感を得やすくするポイントは、

読み手の考え方を決め付けず断定しない
という事です。

まずは悪例から示して、その後に反感を回避する修正文を提示していきます。

「私が3ヵ月で300万のアフィリエイト報酬を得た話を聞いて、あなたは有り得ないと感じていますが、、、」

この文例における「感じていますが」という部分が、読み手の考え方を決め付けて断定してしまっています。

その決め付けと断定により、たとえ、考えが当たっていたとしても、勝手に自分の考え方や捉え方を決められた事に読み手が「好感」「共感」を抱くはずがありません。

その不快感が、そのまま「反感」になってしまうです。

その反感を回避する修正案を下記に示しますので、上記の悪例と見比べてみて下さい。

「私が3ヵ月で300万のアフィリエイト報酬を得た話を聞いて、あなたは有り得ないと感じるかもしれませんが、、、」

このように、読み手の考えを決して決め付けず、

「~かもしれません」
「~ではないでしょうか」

のように、柔らかく表現してあげる事で、「押し付け」「決め付け」の要素を綺麗サッパリ取り除く事が出来るのです。

それがそのまま「反感」を回避する事に繋がっていきます。

4.多くの人々が平均的に持つ考えである「一般視点」

これは、先に説明していた『2.誰に聞いても答えが一致するような「客観的視点」』と似ているのですが、客観的事実は断定出来るものとして主張しても良いものです。

それに対しこの「一般視点」は、決して断定は出来ない、平均的に大衆が持つ考えに当たります。

例えば、

「太っている男性はモテない」

という主張は、「客観的事実」にも見えがちですが、100%正解と言えませんので、「一般視点」に該当するのです。

確かに太っている人が苦手な女性もいるとは思いますが、その反面、太っている人がタイプで、「太っていなければ嫌だ」、というような女性も存在しています。

故に、「客観的事実」として断定してしまうと、反感を抱かせてしまいますので、この後に解説する「一般視点」として、適切な表現を用いていくようにして下さい。

他にも

「努力は必ず報われる」
「正義は必ず勝つ」

なども「一般視点」になります。

読み手はこのような一般論を、「多くの人」「大衆」の意見として認識してくれるので、書き手側(自身)の主張と関連する一般論を持ち出す事で、主張を後押しし、説得力を増す事に使えます。

そんな一般視点(一般論)において、反感を避けて共感を生み出す為に重要なポイントは下記の3点です。

  • 1.その一般論を「客観的事実」として表現しない事
  • 2.読み手もその一般論と同じ考えだと押し付けない事
  • 3.読み手にその主張をあくまでも「大多数の意見」の一般論であると認識させる事

それでは、

「正義は必ず勝つ」

という文例において、解説していきます。

【『1.その一般論を「客観的事実」として表現しない事』を守れていない文章例】
「本来、正義は必ず勝つものですが、、、」

【『2.読み手もその一般論と同じ考えだと押し付けない事』を守れていない文章例】
「あなたも当然、正義は必ず勝つものと考えているでしょうが、、、」

上記2例とも、反感を抱かせてしまう可能性が高い文例です。

1つ目は「常識だよね」という押し付け、2つ目は「あなたも同じだよね」という相手の思考を決めつけてしまう押し付け。

つまり、両者とも押し付け要素がある事により、反感を感じさせてしまっているのです。

1つ目の「物事の捉え方」や、2つ目の例における「自分の考え」に対する押し付け、決め付けを受けて、その人に対して「共感」「好感」を抱く人はまずいないと思います。

「好感」「共感」と真逆の感情こそが「反感」ですので、読み手に「反感」を与える可能性が高くなるという事です。

そこで、上記の悪例を、『3.読み手にその主張をあくまでも「大多数の意見」の一般論であると認識させる事』に従い、反感をさけるような文章に変えてみましょう。

「一般的には、正義は必ず勝つものだと言われていますが、、、」
「よく正義は必ず勝つと言っている人が多くいる傾向にありますが、、、」

というように、「あくまでもこの主張は一般論ですよ」と表現していく事で、「押し付け」「決め付け」の要素が綺麗に排除されました。

「押し付け」「決め付け」がなくなったので、反感を避ける事が出来るわけです。

反感を避けて共感を生む文章術の総括

以上で今回の講義は終了となります。

それなりに長くなってしまったので、要点を再度まとめてみましょう。

まず、下記の4視点において、それぞれで反感を避けて共感を生む対策が異なるという事。

  • 1.書き手自身の考えである「主観視点」
  • 2.誰に聞いても答えが一致するような「客観的視点」
  • 3.読み手だけの考えである「読者視点」
  • 4.多くの人々が平均的に持つ考えである「一般視点」

そして、各視点における反感を避けて共感を生みやすくするポイントがこちらです。

【1.書き手自身の考えである「主観視点」】
1.自分の主張が当たり前に考えずに決して押し付けない事
2.他人は違うかもしれないが、自分はこう思うという表現にする事
3.主張に対して理由を述べる事

【2.誰に聞いても答えが一致するような「客観的視点」】
1.読み手の100%が客観的事実として認識出来ている事だけを「客観的事実」として主張する事
2.1でない限りは、その主張が「客観的事実」である事を認識させる事

【3.読み手だけの考えである「読者視点」】
読み手の考え方を決め付けず断定しない

【4.多くの人々が平均的に持つ考えである「一般視点」】
1.その一般論を「客観的事実」として表現しない事
2.読み手もその一般論と同じ考えだと押し付けない事
3.読み手にその主張をあくまでも「大多数の意見」の一般論であると認識させる事

以上、反感を避けて共感を生む文章術の講義でした。

1つ1つの文章から反感を抑えて共感を得らえるようになる事で、文章が読まれる度に読み手からの「信用度」が増してくるので、その先にある商品の購入に至る確率が劇的に高まっていくはずです。

ぜひ、あなたの文章にも取り入れ、効果を実感してみて下さい。

すぐに読み手の反応が変わり、きっと驚くと思いますよ。

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