シュガーです。

今回の講義では、コピーライティングにおける「読ませる壁」を超える為の「適切な文法の使い方」を解説していきます。

会話ですと文法が崩れていても余り気にならずに会話が進んでいきますが、文章の場合は目立ってしまうので、読み手は気になりスムーズに読まれにくくなるのです。

そして読まれなければ、こちらの主張を信じてもらえず、メルマガ登録であったり商品の購入など、読み手に対して意図した行動を取らせる事が難しくなります。

結果として利益に悪影響を及ぼす可能性があるわけです。

たかが文法と軽く見てしまうかもしれませんが、このような細かいところは簡単に直して即座に効果を発揮出来ますので、ぜひ当講義の内容を参考にして頂ければと思います。

それでは、以下の分類に分けて文法事項を解説していきます。

(1)主語と述語
(2)句読点
(3)助詞
(4)接続詞
(5)副詞の呼応

コピーライティングにおける文法のポイント1.主語と述語

これは単純に、出来る限り「誰が(主語)」「どうした(述語)」をハッキリと明示するという事です。

主語は「●●が」「●●は」など、「が」「は」の前に書くものです。

多くの文章を見ていると、意外に述語に対しての主語が抜けている事が多々あります。

高い集中力で一字一句逃さず読んでくれている場合であれば、多少は主語が抜けていても理解してくれるかもしれません。

ただネット上の文章において、読み手は一字一句を真剣に読み進めるよりも、まずは軽い気持ちで読み始め、本格的に興味を持った時点から真剣に読み始める傾向にあります。

何より、述語に対して主語が無いと、その文章に対する理解度が一気に下がってしまうのです。

割と犯してしまいがちなミスですので可能な限り意識するようにして下さい。

コピーライティングにおける文法のポイント2.句読点

読点が「、」で、句点が「。」というのが句読点です。

実際に読み手は、文章に目を通すと同時に、心の中では音読をしています。

あなたも何かしらの文章を読み際には、心の中で音読をしているのではないかと思います。

まずは句点をしっかり使うという部分ですが、これは多くの人が意識せずとも使えている傾向にあるので、あまり問題ではありません。

ただ、意識した方が良いのは、読点「、」の数です。

読み手が文章を読む際に、割と長い一文の中に読点があまりにも少ないと、心の中で音読する際に、読みにくさを感じさせてしまいます。

下記は先ほどの文章を使って、読点が無い例と、適切に読点を使っている例です。

まずは句読点をしっかり使うという部分ですがこれは多くの人が意識せずとも使えている傾向にあるのであまり問題ではありません。

まずは句読点をしっかり使うという部分ですが、これは多くの人が意識せずとも使えている傾向にあるので、あまり問題ではありません。

下の例は上に比べて非常に読みやすくなったかと思います。

実際に書く時に、自分も心の中で音読しながら書く事で、読点の少なさによる読み手へのストレスを回避する事が可能になりますので、意識してみるようにして下さい。

コピーライティングにおける文法のポイント3.助詞

「は・が・の・を・に」などを助詞と言い、句読点から次の句読点までの一文中において、余りに連続して使い過ぎると、読み手にストレスを与えてしまいます。

例として「の」が多過ぎるが故に読みにくい文を直していきます。

例1.「母のバックの中の財布の中身」

↓書き換え

例2.「母が持っているバックに入っている財布の中身」

上の例1では、読みにくいと同時にストレスを感じてしまうかと思います。

同じ助詞が続くと、意味が伝わりにくくなるからです。

これは極端な例ですが、ネット上の文章を読むと、意外とこのような読みにくい文章が多発している傾向が多くなっています。

普段の日常会話では、気にせずに同じ助詞を使ってしまいがちで、その感覚・習慣のまま書く事が原因となっているようです。

ただ、実際に文章にしてみると、同じ助詞が続いてしまうと、例1のように理解しにくい印象とストレスを読み手に与えてしまいますので、意識して改善するが必要があるわけです。

同じ助詞が連続しそうな場合は、例のように別の表現で書いていき、読みにくい文章を避けることが出来ます。

あなたが書いた一文を、一度ご自身で黙読する事で読みにくいコピー表現を防げるようになるので、書きながらでも心の中で読んでみる事がお勧めの方法です。

コピーライティングにおける文法のポイント4.接続詞

「しかし」「そして」などの接続詞は、日常会話では省略しがちなので、いざ文章を書く際にも欠けてしまいがちです。

また、正しい接続詞の使い方が出来ず、分の前後で意味が伝わりにくくなっているケースも多々あります。

というわけで、使う場面毎に、接続詞の例を挙げてみます。

あなたが文を書く際に参考にしながら書いて頂くと、分かりやすい文章になっていくはずです。

・順接(同じ方向性の主張をする場合)
そして
また
しかも

・理由(主張などに対して理由を述べる場合)
だから
だからこそ
故に
よって
ですので
ますので
というわけで

・逆説(1つ前の文に対し、反対の主張をする場合)
しかし
ですが
ただ

実際に私が書く文章はほぼこれらの接続詞で構成されており、当ブログでも随所に使っていますので、参考にしながら読み進めてみて下さい。

コピーライティングにおける文法のポイント5.副詞の呼応

「もし」「おそらく」などの副詞とセットとなる表現を副詞の呼応と言います。

例えば、

「もし、この商品を購入するのだから」

という文は、

「もし、この商品を購入するのならば」

が正しい副詞の呼応です。(「もし」に対して「だから」ではなく、「ならば」)

このように副詞に対して正しい言葉を添えないと、意味が伝わらず読み手はストレスになってしまいます。

そして、そのストレスが文章を精読してもらう大きな妨げになってしまうわけです。

そこで、正しい副詞の呼応を理解頂く為に、幾つか例を挙げてみます。

副詞 対応する言葉 正しい例文
ぜんぜん ない ぜんぜん怖くない
おそらく だろう おそらく雨が降るだろう
なぜ なぜこのような答えになるのか
もし たら(ならば) もし私が勝ったら
もし私が勝ったならば

上の表を参考に、下記例における間違った副詞の呼応をご覧下さい。

(1)「ぜんぜん怖いか」
(2)「もし私が勝っただろう」

正解例がこちらになります。

(1)「ぜんぜん怖くない」
(2)「もし私が勝ったならば」

こうしてみると、間違う訳ないだろうと思われるかもしれません。

ですが、急いで文章を書くと、意外にも陥りやすいミスになります。

ぜひ見直しする際は、この副詞の呼応をチェックしてみて下さい。

総括:コピーライティングで絶対に不可欠な文法

講義のまとめです。

読み手にストレスなく文章を読ませる為に欠かせない「文法」の要素として、当講義では下記5つを解説させて頂いた次第です。

(1)主語と述語
(2)句読点
(3)助詞
(4)接続詞
(5)副詞の呼応

読ませる事は、コピーライティングで収益を上げる為に絶対不可欠な要素になります。

今回は文法をテーマにしましたが、「読ませる」というテーマでは下記の講義も非常に重要な内容を解説していますので、ぜひ併せてご覧になってみて下さい。

それでは次回の講座でお会いしましょう。

シュガー。

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