シュガーです。

今回の講義は、コピーライティングに該当する講義になりますが、「文章内容」に関してでは「ありません」。

イメージしやすい言葉遣いなどのテクニックを使って読みやすくするという文章の「内容」に言及するのではなく、文体という「物理的」な読みやすさを解説する講義になります。

それこそ、イメージしやすい文章や、説得力のある文章を書いても、読み手に対して物理的に読みにくい印象を与えてしまえば、真剣に読まれず、

・アフィリエイトなどの成約が取れない
・メルマガ登録をしてもらえない

など、目的を果たせない可能性が高くなってしまいます。

何より、物理的な「読みにくさ」は、目にも負担になってしまう為、見込み客はその場で記事を読まずにブログを去ってしまう可能性も決して0ではありません。

今挙げたような事態を避ける為に、今回は「ブログ記事」などを物理的に読みやすい文章を構成するコツ・方法を講義していきたいと思います。

ブログの物理的な読みやすさ=可読性を高めるコツ、方法

読みやすい=可読性の高い文体にする方法を解説いたします。

読ませる内容の以前に、読み手にとって文体は第一印象となりますので、第一印象で読みにくさを感じてしまえば、その時点でマイナス印象ですし、読まれる前にページを閉じられる可能性も否定出来ません。

ですので、読まれる「前段階」として非常に重要な項目となりますので、心してお読み頂ければと思います。

下記が可読性を高める6つの方法になります。

(1)言葉の認知度
(2)改行と空行
(3)デコレーション
(4)語尾
(5)1人に向けて書く
(6)漢字の繋がり

それではそれぞれを掘り下げていきましょう。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(1)言葉の認知度

これは単純に、読み手が分からない言葉を使わないという事です。

文章を読む側としては、言葉が分からなければ、当然ながら理解が出来ません。

そもそも書かれている事が理解出来ないのですから、イメージも出来ないわけです。

故に、大前提として、読み手が知らない言葉を使わないようにします。

ただ、読み手の国語レベル、語彙レベルなど、言葉をどれだけ知っているかまでは分かりません。

読み手は大勢いるので、1人1人の国語レベルを理解するのは不可能です。

ですので、目安としては「小学校6年でも分かるような言葉遣い」が理想になります。

なぜなら、基本的な国語の学習は小学校の段階でほぼ終えるからです。

よって、小学6年でも理解出来る言葉で表現していけば、大半の読み手にとって理解出来ない言葉が無いと想定する事が可能になります。

また、言葉遣いと同様、「漢字」も小学6年を意識した方が無難です。

読み手が1つでも読めない漢字があれば、それ以降の文章に対する理解度が低下してしまう恐れがあります。

確かに調べてもらえれば良いのですが、調べるのもストレスになってしまいますので、漢字に関しても注意を払った方が良いです。

ただ、「アフィリエイト」「FX」など、専門用語は流石に小学生では聞いたことが無いと思いますので、専門用語は例外としてお考え下さい。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(2)改行と空行

一文一文、改行をしたり、空白の行=空行を入れていく事で、読み手の目に優しい文体にしていきます。

現に、当記事もが改行も空行も無かったとしたら、アリの大群みたく黒一色になり、読む気すら失せたのではないかと思います。

メールなどであれば、パソコンで見る場合、画面が横長になりますので、一文の途中でも改行するようにして下さい。

横長の画面で左から右の最後まで読むのは、非常に多大なストレスになるからです。

以下は先ほどの一文ですが、下記のように読点(、)などを基準として、改行していく事で、横長画面でも読みやすい文章になります。

メルマガの原稿などは、下記のように読点を基準に改行する文体を意識するようにして下さい。(下記は、先ほど書いた文章を「読点を基準に改行」した例になります)

現に、本書が改行も空行も無かったとしたら、
アリの大群みたく黒一色になり、
読む気すら失せたのではないかと思います。

「ブログの記事も読点を基準に改行した方が良いのか?」

これは賛否が分かれる部分ですが、私は実験として1つのブログで約1ヵ月間ですが、全く同じ文章のまま改行部分だけを、

・一文毎
・読点で一旦改行

という2パターンに分けて収益を計測してみましたが、実際に差は見られませんでした。

読み手の反応に変化が無かった理由は、ブログにおいて、記事本文が表示されているスペースはそこまで横長ではない事が要因として考えられます。

ですので、サイドバーが3つの3カラム、サイドバーが2つの2カラムの場合は、どちらの改行パターンでも問題ありません。

ただ、サイドバーが無い1カラムの場合は事情が変わります。

横幅を狭めておらず、画面いっぱいに横幅を設定するような際は、読み手はメールをパソコンで見ているのと同じ感覚になりますので、読点を基準に改行した方が良いです。

ですが、ワンカラムでも文章を表示する部分の横幅を狭めており、そこまでストレスにならないようであれば、読点を基準に改行せずとも、一文毎の改行でも問題ありません。

実際に、私が書いた当ブログに関連している「メルマガの案内ページ」や「セールスレター」では、サイドバーが無いワンカラムのデザインですが、わざと横幅を狭く設定し、一文毎に改行するスタイルにしております。

参考までに、メルマガの案内ページとセールスレターのリンクを掲載しておきます。

>無料メルマガの案内ページ

>共作企画のセールスレター

読み手にストレスが無い限りは、どちらのスタイルでも問題ありませんので、あなたが自身が書きやすい方で取り組んでみて下さい。

書く文章量が多ければ多いほど、「読点を基準に改行する方法」だと、その改行作業の量が膨大になる為、私の場合はそれが「手間」「ストレス」になってしまうと感じているので、メール形式の文章でない限り、大半は「一文毎に改行する方法」で統一しております。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(3)デコレーション

続いては、文字の装飾(デコレーション)です。

同じ色、同じ大きさ、同じ太さの文章が続いてしまうと、家電の取り扱い説明書を読んでいるように、読み手は読みにくさを感じてしまいます。

色に関しては、

・黒

黄色のマーカー

の3種類を基本にする事がベストです。

なぜなら、上記3つは既に幼少期から馴染み深いものだからです。

大抵の文章は黒が基本ベースですし、赤は信号機であったり、「大事な箇所に赤線を引く」という作業を学校では行ったかと思います。

黄色も信号機で使われており、赤と同様、目立たせて注意を引くという役割で既に馴染み深い色となっております。

そのような認知が一般のブロガーさんにも広がっており、ネット上にある多くの文章が、基本的に上記のような色使いをしています。

当然、全てのサイトやブログがそうではありませんが、反応を取れている文章の大半は、上記のような色使いが基本となっているようです。

ただ、あまりに目立つ色を使い過ぎると、メリハリが付きにくく、どこが重要かが伝わりにくくなりますので、黄色を使う場合はそこまでありません。

また、黄色は文字色にすると、見えにくくなるので、背景色として使うようにします。

もう少し色を使いという場合であっても、色数は増やさない方が得策です。

なぜなら、読み手は色使いの規則性が分かりにくくなり、ストレスに感じてしまうからです。

大事なところは赤、より重要な部分は黄色マーカーというシステムを徹底していれば、読み手は、読み進めていく内に、規則性を認知して読みやすくなります。

ですが、極端な話、色が9種類も使われていれば、ただ混乱すると思います。

そして、若干ですが、幼稚な印象を与えかねません。

幼稚園児や低学年の子供が書く文は、様々な色を使っている為、潜在的に幼稚な印象を与えてしまう可能性があるのです。

アフィリエイトをはじめ、ネットビジネスを行う上で、幼稚な印象では、「信頼を得る」というる事が困難になってしまいます。(幼稚なイメージがする人の言葉は信じにくいのというのが駄大多数だと思いますので)

信頼を勝ち取れなければ、アフィリエイトをはじめ、商品を成約などを取っていく事は難しくなるわけです。

故に、幼稚な印象はただのマイナスでしかありません。

意識的に、色数は限りなく少なくするように心がけて下さい。

色付けする手間が増えてしまい、記事を書くのに時間が余計にかかてしまうよりも、限り無く少ない色使いですぐに記事を仕上げてしまった方が、空いた時間で次の記事を書いた方が、集客力も上がるので、収入には明らかにプラスになるはずです。

もう1色追加する程度ならあまり問題はないかと思いますが、青の文字は絶対に割けるようにして下さい。

なぜなら、青文字はリンクとしてネット上の「常識」となっているからです。

大半のブログやサイトにあるリンクは、ほぼ青文字になっているかと思います。

そのような認識が読み手にあるので、リンクではない箇所で青文字を使ってしまう、肝心のリンクも通常の文章と思われてしまい、目的であるリンクがクリックされず、収入発生から遠ざかってしまう可能性がありのでご注意下さい。

また、色使いの他にも、

・太字
・文字の大きさ
・下線

も使っていく事で、より読みやすさが増していきます。

最後に付け加える形になってしまいましたが、本書でも多々用いている見出しも有効になります。

見出しは、本書でいう下図の部分です。

見出し事例1

見出し事例2

このように見出しを使う事で、読み手は今どの段階にいるのかがハッキリして、読みやすくなります。

例えば、新聞に見出しが無かったら一目で何の文章か察知出来ず、読みにくくなるはずです。

新聞にはページ毎はもちろん、ページ内にも幾つも見出しがあるからこそ、膨大な文章量であっても読まれているわけです。

特に長い文章になる場合は、見出しが無いと読み手は混乱してしまうので、必ず見出しを使用してあげるようにして下さい。

その他の強調について

一文の中で強調したい「言葉」を強調する際に、ここまで説明した色使いやフォントの大きさ、太さ以外にも、「」などで強調する方法もあります。

現に、本書でも私の書くブログやメルマガでも、割と多く使っています。

文章全体を通しての強調は、色使いであったり大きさで目立たせますが、一文中の場合は「」での強調が目立たせすぎずに強調出来るのでお勧めです。

「」でなくても、『』、【】、~~など様々な強調方法があるので、色々試してみて下さい。

私が「」をメインに使っている理由としては、変換作業なしに使えるので、文章作成のスピードが下がらないからです。

『』は一度、「」と打ってから変換するので、その作業が何度も重なると、それなりの時間がかかってしまいます。

それが今後も続くと考えた際に、その変換する時間は膨大な時間になると考え、『』ではなく「」をメインにした次第です。

ただ、「」と差別化を図る際だけは、稀に『』を使うようにしています。

頻度は少ないので、それほどライティング時間を妨げはしないので、稀にだけ使うようにしていました。

読みやすさを追求する為に、ぜひ活用頂ければと思います。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(4)語尾

語尾は様々な表現方法がありますが、単調にならないように注意をして下さい。

~~~です。
★★★です。
■■■です。

と、この例では「です」にしましたが、同じ語尾が連続して単調に続くと読み手は退屈を感じ、それがストレスになってしまいます。

2連続程度なら問題ありませんが、それ以上続くと、やはり退屈さを与えかねません。

文章に目は通しているものの、退屈なので、真剣に読んでいない状況になるのです。

普段の会話ではなかなか語尾を意識する事はなく、馴染みがあまりないと思いますので、幾つか私が文章中で意識して使っている語尾の例をご紹介いたします。

分類分けしておりますので、状況に合わせて使っていく事で、自然と語尾が単調にならない文章が出来上がるはずです。

・問い掛け
でしょうか
ではないでしょうか
ではありませんか

・否定
しません
ありません

・推測
かもしれません
でしょう

・依頼
して下さい

・一般
思います
です
します
ですね

・上記の過去系
思いました
しました
でした

以上が、語尾の事例となります。

実際に私が書いている文章を読んで頂くと、ほぼ上記に当てはまっているはずですので、参考にして頂けばと思います。

あえて語尾を重ねる表現法

ここでは、語尾をなるべく連続で続け過ぎない事を解説しましたが、あえて同じ語尾を続けさせるテクニックを1つ紹介させて頂きます。

あえて語尾を重ねて韻(いん)を踏む方法です。

「やれ●●だ、やれ××だ、やれ~~だ」
「たとえ●●だろうが、××だろうが、~~だろうが」
「●●して下さい、××して下さい、~~して下さい」

のように何か事例を出す際に、複数の例を挙げる場合にダラダラと長くならずにスッと説明出来るテクニックになります。

例がこちらです。

「この教材を、ぜひパソコンにダウンロードして下さい、スマートフォンにもダウンロードして持ち運んで下さい、印刷してポストイットを使ってメモを書き込んで下さい」(売り込む場合における最後の押し込みなどに)

「やれミクシーだ、やれインスタグラムだ、やれフェイスブックだ・・・」(自身の主張と対立するものに対して批判的主張を取る際に)

このように、何文かになりそうな文章を一文にまとめ上げる事が出来る上に、韻を踏んでいるようになり、リズム良い印象を与え、読みやすさをプラスしてくれるようにもなります。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(5)1人に向けて書く

大勢に向けた文体よりも、読み手である「あなた」1人に向けた文章である方が、読み手は

「自分の事だ」

と感じて、真剣に読んでいく可能性が高まります。

もちろん、「真剣に読まれる読まれない」というのは内容次第という部分ではありますが、

「皆さん」

という言葉を使ったりして大勢に向けた文章は、読み手としては自分に無関係という印象を持つ可能性があるのです。

それが、真剣に読まれない事を引き起こす要因となってしまうわけです。

売れないセールスレターでは、

「欲しい人は他にいませんか?」

などの表現を使って、大勢の人に呼び掛けてしまっているからこそ、読み手の反応が悪く、購入率が上がらない傾向があります。。

そもそも、基本的に読んでいる時、読み手は1人であるはずです。(あえて大勢で一緒に読もうとはならないと思います)

だからこそ、文章も1人に向けて書くべきなんです。

にも関わらず、

「欲しい人は他にいませんか?」

というのは、明らかに「違和感」を与えてしまいます。

友人と1対1で居酒屋などで飲んでいた際に、そろそろ帰ろうかという時、

「そろそろ帰る人は他にいませんか?」

と言っているようなものです。(笑

実際にそんな事を友人から言われたら、ギャグかと感じてしまうかと思います。

基本的にネットで文章を書く際には、「皆さん」という表現は「あなた」に変えて、1人に向けたメッセージを書くように心がけて下さい。

ただ、無駄に「あなた」を使い過ぎると、普段の日常会話であまり「あなた」と言われ続ける事は無いと思うので、「しつこい」印象を与えかねません。

故に、自然な形で使い過ぎないようにだけ注意して下さい。

また、メルマガでは読者登録の際に「名前」を登録頂けるので、その名前をメールの分中に「あなた」という言葉の代わりに挿入する事で、より1人に向けたメッセージになり反応が取れるようになるので、挑戦してみて下さい。

ブログ記事を読みやすい文章を書くコツ、方法(6)漢字の繋がり

これは多少細かいテクニックになるのですが、

「16カ月連続前年超え」

よりも

「16カ月連続して前年を超えた」

と表現した方が読みやすくなっていると思います。

変更箇所は、漢字が続いていたので、その部分に言葉を足しただけです。

1つの言葉で漢字が多く続くと、中国語のように感じだらけの印象を与え、読みにくい印象を与えかねません。

漢字が続いてしまう場合は、上記例のように引き離せる部分は離して、間に言葉を入れて同じ意味の文に変更する事で読みにくさを解消出来ますので、参考にして頂ければと思います。

総括:物理的に読みやすい文章を書くコツ、方法

本講義では、下記のように物理的に読みやすい文章を書くポイントを解説いたしました。

(1)言葉の認知度
(2)改行と空行
(3)デコレーション
(4)語尾
(5)1人に向けて書く
(6)漢字の繋がり

何かの商品を購入してもらう為には、書き手側の信頼を得る必要があり、その為には文章自体を読んでもらう事が欠かせません。

今回の講義はその第一歩ですので、ぜひ意識的に活用して頂ければ幸いです。

当講義以外にも、「読ませる為」「信頼を得る為」の文章スキル=コピーライティングの講義を用意しておりますので、ぜひ下記のリンクから気になる記事をお読みになってみて下さい。

>ブログの目次はこちらから

それではまた次回の講義でお会いしましょう。

シュガー。