シュガーです。
アフィリエイトをはじめとするネットビジネスにおいては、
・自身から高い確率で商品を購入してもらえる「購入率」
・自身から複数の商品を購入してもらえる「リピート購入回数」
が、継続して稼ぎ続け為に必要不可欠になります。
そもそもビジネスの収入自体は、『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率 × リピート購入回数』という掛け算の計算式で表される為、いくら「集客数」を増やそうとも、
・購入率
・リピート購入回数
を伸ばせなければ安定して稼ぎ続ける事は出来ないからです。
そして、そんな「購入率」「リピート購入回数」を伸ばす為に不可欠な要因こそが、
「文章の説得力」
に他なりません。
情報発信者としての「信用度」が増す事によって固定客になってくれる可能性が高まり、それにより「購入率」「リピート購入回数」が伸びるからこそ、文章における「説得力」が必要になるわけです。
今回は、収入を大きく左右する重要な要素である「文章の説得力」に関して、説得力がある文章の書き方講座と題して講義していきたいと思います。
それでは早速いってみましょう。
説得力がある文章の書き方、その要点
読み手を説得する文章を書く為のポイント、要点としては、
主張に対して読み手が腑に落ちる根拠を展開する事
が挙げられます。
要するに、こちらの主張を読み手が納得出来る理由で説き伏せる、という事です。
そして、そんな腑に落ちる理由付けで読み手を説き伏せる為の根拠には、下記2つがあります。
- 理詰め的根拠
- 証明的根拠
これら2つは、どちらも読み手を納得させる要素です。
ですが、その根拠を展開する上で異なる性質を持っている為、それぞれを掘り下げて解説していきたいと思います。
説得力のある文章を書く為の「理詰め的根拠」
この「理詰め」的根拠は、いわゆる、
・理論的
・論理的
な表現や構成になります。
そんな理詰め的根拠は、やり方次第では、どんな主張でも通し読み手から「共感」「納得」という感情を引き出し、説得していく事が可能です。
極端な話、間違っている主張であっても説得する事が出来てしまいます。
それほど強力な説得技法だという事です。
また、後程2つ目に解説する「証明的根拠」は自身の主張を客観的に証明する「資料」(実績画像など)を用いるものになるのですが、そのような証明用の資料が無い場合は、ここで今から解説する「理詰め的根拠」で説き伏せていくしかありません。
以上の側面から、この理詰め的根拠は必然的に使っていく頻度が非常に高くなるという事です。
そんな理詰め的根拠ですが、以下のような4つのポイントがあります。
- 主張と根拠の繋がりを率直に認識させる事
- 根拠が長くなった場合には、最後に主張と根拠の繋がりを明確にする事
- 矛盾の無い内容で構成する事
- 連続してYesと言わせる理論を重ねる事
早速、それぞれのポイントを掘り下げて解説していきます。
主張と根拠の繋がりを率直に認識させる事 × 根拠が長くなった場合には、最後に主張と根拠の繋がりを明確にする事
1つ目と2つ目を同時に扱っていきます。
根拠によって読み手を説得する上で、まず第一にしなければならない大前提が、主張と根拠を明確に結び付ける事です。
いくら書き手が、主張に対する根拠を並べ立てたとしても、それを読み手がしっかりと「認識」出来なれば意味がありません。
要するに、こちらが展開した主張に対する根拠が読み手に伝わっていなければ、説得する以前の問題になってしまいます。
ですので、まずは主張と根拠の繋がりを明確に結び付ける事が必要だという事です。
そんな主張と根拠の結び付けをハッキリと読み手に認識させるポイントは、
・接続詞
・語尾
になります。
この接続詞や語尾を変えるだけでも、読み手に対して主張と根拠の結び付きを率直に理解させる事が可能です。
以下に、接続詞と語尾を変えた事で主張と根拠を明確に結び付けた例文を、改善前と改善後で示してみます。
-
改善前
アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングはとても重要です。
見込み客に商品を購入させていくアフィリエイトにおいて、読み手を行動させていくコピーライティングのスキルは欠かせないと思います。
そんなコピーライティングのスキルを高めていく事によって、読み手に「欲しい」という感情を引き出して購入という行動を取らせていく可能性を高める事が出来ます。
その積み重ねにより、多くの商品を購入させる事が出来る為、より多くの収入を稼げるようになるわけです。
逆に読み手に商品を欲しいと思わせられなければ、アフィリエイトの報酬を得る事は出来ません。
アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングは必要不可欠な重要なスキルになるという事です。
今示した文章は、主張と根拠が結び付いていません。
その為、読み手は根拠が述べられていたと理解せずに読み進めてしまい、結果として説得する事が出来ない事態に至ってしまう可能性があるのです。
そこで、上記の文章を下記のように直すと、一気に主張と根拠の結び付きを明確に認識する事が出来ます。
赤字部分が加筆修正した箇所です。
-
改善後
アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングはとても重要です。
なぜなら、見込み客に商品を購入させていくアフィリエイトにおいて、読み手を行動させていくコピーライティングのスキルは欠かせないからです。
そんなコピーライティングのスキルを高めていく事によって、読み手に「欲しい」という感情を引き出して購入という行動を取らせていく可能性を高める事が出来ます。
その積み重ねにより、多くの商品を購入させる事が出来る為、より多くの収入を稼げるようになるわけです。
逆に読み手に商品を欲しいと思わせられなければ、アフィリエイトの報酬を得る事は出来ません。
故に、アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングは必要不可欠な重要なスキルになるという事です。
いかがでしょうか。
段違いに説得力を感じさせる文章に変化している事がお分かり頂けるかと思います。
ただ、難しい事は一切しておりません。
単純に「接続詞」と「語尾」を適切にしただけ、です。
「なぜなら」の部分は、「と言いますのも」など別の表現に置き換えても構いません。
また、余りにも「なぜなら」などの接続詞が多くなると、読み手は「しつこさ」を感じてしまう可能性があり、その些細な部分が「反感」を抱く要因になる事もあります。
「反感」は「共感」とは正反対の感情となり、説得力からは程遠くなってしまうので注意が必要です。
ですので、「なぜなら」などの接続詞に関して、「しつこさ」を感じさせない程度に省略する分は問題ありません。
そんな接続詞とは逆に、「~からです。」「~だからです。」のような語尾は、特に「しつこさ」を感じさせるわけではないですので、省略せずに書いていくべき部分になります。
また、最後の一文に付け加えた「故に、」という接続詞は、最初の一文である「アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングはとても重要です。」という主張を、
- そんなコピーライティングのスキルを高めていく事によって、読み手に「欲しい」という感情を引き出して購入という行動を取らせていく可能性を高める事が出来ます。
その積み重ねにより、多くの商品を購入させる事が出来る為、より多くの収入を稼げるようになるわけです。
逆に読み手に商品を欲しいと思わせられなければ、アフィリエイトの報酬を得る事は出来ません。
という、一文で終わらずに長くなった根拠の部分を結び付ける役割を果たしています。
この「故に、」の接続詞が無ければ、読み手は主張に対して長くなった根拠の関連性を即座に認識する事がなかなか出来ません。
逆に、最後の「故に」などの接続詞が入る事で、多少は流し読みされていたとしても、率直に前後の関連性が分かり、主張と根拠の結びつきを理解させる事が出来るわけです。
ちなみに接続詞の部分は、
・だからこそ、
・その為、
・結果として、
など、同様の意味を持つ言葉と置き換えても問題ありません。
矛盾の無い内容で構成する事
主張に対する理由を展開している際に、先ほど説明した、
・主張と根拠の繋がりを率直に認識させる事
・根拠が長くなった場合には、最後に主張と根拠の繋がりを明確にする事
というポイントをいくら押さえようとも、述べている根拠の内容が矛盾しているものであれば、読み手はなかなか納得をしてくれません。
だからこそ、主張に結び付ける根拠は、読み手が矛盾を感じない整合性のある内容を展開すべきだという事です。
ただ、いくら書き手である自分自身が、
「矛盾がない」
「しっかり整合性が取れている」
と感じられる根拠を述べていたとしても、それを読み手が認識出来なければ意味がありません。
自分が納得出来る根拠だとしても、読み手が同じように「矛盾がない」「整合性がある」根拠と感じなければ、その時点で読み手を説得する事が出来ないからです。
説得が出来ていないにも関わらず、次の主張に話を進めてしまうと、読み手としては、ただただ「不快感」「反感」を頂いてしまいます。
当然ながら、そのような文章からは高い「購入率」を叩き出したり、固定客になって「リピート購入回数」を伸ばしてくれるようには、なかなか至りません。
だからこそ、必ず述べていく根拠は、
・矛盾が無い事
・整合性が取れている事
という2点を意識するようにして下さい。
連続してYesと言わせる理論を重ねる事
主張に対する根拠を述べる際、
- アフィリエイトで稼ぐ為には、コピーライティングはとても重要です。
なぜなら、見込み客に商品を購入させていくアフィリエイトにおいて、読み手を行動させていくコピーライティングのスキルは欠かせないからです。
のように理由付けの部分が「一文」で終わる際には、今まで解説してきた、
・主張と根拠の繋がりを率直に認識させる事
・根拠が長くなった場合には、最後に主張と根拠の繋がりを明確にする事
・矛盾の無い内容で構成する事
というポイントを押さえて頂ければ問題ありません。
しかしながら、一文で理由を述べられ切れず、二文や三文、場合によってはそれ以上になる場合も出てくると思います。
そのような場合は一文の根拠のみで説得が出来ない為、複数の根拠を重ねていき連続して読み手に「YES」と言わせるように、徐々に説得していくという方法が理想です。
その際には、先ほど挙げたポイントである『矛盾の無い内容で構成する事』を踏まえた上で、二文三文と根拠を重ねていく事が必要になります。
少なくとも、読み手がたった一文でも、
・腑に落ちない
・納得いかない
という感情を抱いた段階てしまえば、その読み手を説得する事は出来ません。
複数になる場合も、主張に対する各根拠が順を追って、
・矛盾が無い
・整合性が取れている
という文を重ねていく事によって、初めて読み手を説得する事が可能になるわけです。
<補足>自身の「体験談のみ」を根拠にしてはならない
主張に対する根拠を展開する際に、
「なぜなら、私が●●だったからです。」
などのように、自分の体験談のみを根拠にしてしまうと、説得力を大きく損なってしまいます。
と言いますのも、ネット上の文章は、
「言うだけタダ」
「大半が嘘だらけ」
という印象を持つ人が非常に多くなっており、自分の体験を根拠にしても、「ただの謳い文句」にしか捉えられない可能性が非常に高いからです。
とは言え、実体験が説得において全くプラスにならないというわけではありません。
次に解説する『証明的根拠』において、実績画像などを添えた上で、
「月収で●●円稼いでいる」
という表現にすれば、説得力を後押しする要因に成り得るからです。
ですので、自身の体験談(実体験)を根拠に用いる場合は「ただの謳い文句」に捉えられないよう、証明となる画像などと併せていく事が重要になります。
説得力のある文章を書く為の証明的根拠
ここまで解説した「理詰め的根拠」とは異なり、
・資料
・データ
などの客観的な証拠を用いていくのが、この「証明的根拠」になります。
要するに、主張の正当性を証明するものを提示するという事です。
この後に追って幾つかのパターンに分けて説明しますが、いずれも共通して「ただ提示する」という方法は意味がありません。
例えば、アフィリエイトの月収を証明する為に、ASPの実績画面をキャプチャした画像を使う場合、ただ何も添えずに掲載しても、
・読み手にしては何の画像なのか
・何を言いたいのか
がハッキリ分からず、説得に至らないからです。
今の例で言えば、アフィリエイト報酬を示す際には実績画像の前に、
「下図は、ASPの報酬画面からキャプチャした、私が実際に稼いだ先月のアフィリエイト報酬になります。」
などのような表現で、提示した資料を明確に「何なのか」を示していくわけです。
以上のように、今から説明する全てのパターンに共通し、提示する「資料」「データ」などが、何なのかを明確に説明するようにして下さい。
そんな「証明的根拠」ですが、以下のような4パターンに分類されます。
- 第三者の意見や感想
- 実績などを裏付ける証拠画像
- 数字で表される資料やデータ
- 著名人の言葉
それでは、それぞれのポイントについて解説していきたいと思います。
第三者の意見や感想
自身が提供する無料メルマガ、商品やサービス、アフィリエイトで言えば購入者に付ける特典などにおいて、お客さんの意見や感想を提示していく方法になります。
自分自身がアピールするだけでは、読み手に、
「ただの自画自賛だろ」
と思われるかもしれません。
そこで、自分以外の第三者が推薦するような形で掲載していく事で、自身の正当性を高めていくわけです。
ただ、このような「お客様の声」のようなものは、読み手としては見飽きている傾向にあると同時に、
「どうせ捏造だろ」
と、心のどこかで思っている場合も少なくありません。
例えば、アフィリエイトで稼ぐ方法を教えるメルマガで、お客さん(メルマガ読者)の声を紹介する際に、
「●●さんのメルマガを読んで、3ヶ月後には15万円を稼げるようになりました!」
「●●さんのメルマガのおかげで、初めてお金を自分で稼げました!」
※●●さん=メルマガ発行者である自分
などのように、ただ褒めるだけの内容では、胡散臭くなってしまい、読み手としては捏造なんじゃないかという疑いを膨らませてしまいます。
そのような捏造を疑われた時点で、少なくとも読み手を説得する事はなかなか出来ません。
そこで、このようなお客さんの声をはじめとする「第三者の意見や感想」を提示する際には、いかに信ぴょう性のある意見や感想に見せるかが重要なってくるのです。
そんな捏造を疑われる前提で信ぴょう性を高める為のポイントとしては、
・簡単な個人情報
・顔や声
・ブログやサイトのURL
を併せて提示していく事が挙げられます。
個人情報に関しての具体的例は、所在地や名前(ハンドルネームでも可)であったり、年齢(細かく32歳などではなく30代でも可)や職業などです。
また、顔や声については、顔写真や、動画や音声になります。
特に動画や音声の形式で意見や感想を頂いたものを提示すれば、捏造ではない事の確固たる証明になる為、信ぴょう性は非常に高まるはずです。
ただ、なかなか音声や動画などに出演してもらうのは容易ではありません。
そこで、そのお客さんが運営しているブログやサイトのURLがあれば、併せて提示する事によって、本人確認にもなる為、信ぴょう性を増す事が出来る為おすすめの方法です。
今挙げた、
・簡単な個人情報
・顔や声
・ブログやサイトのURL
などの3点を、お客さんの声(意見や感想)に併せて提示するようにしていけば、説得力を格段にプラスする事が出来ます。
その際の細かなポイントとしては、1件や2件などではなく、出来る限り多く掲載するように意識してください。
わずか2,3件だけでは、読み手としては、
「それしかお客さんがいないの?」
と率直に感じてしまう可能性が非常に高くなり、信ぴょう性を高めるどころか、逆に下げてしまう傾向にあるからです。
ですので、2桁以上など、出来る限り多くの声を掲載する事を推奨していました。
さらに細かい点を言えば、ただ絶賛する声だけではなく、下記のように、最初は良くなかったが今は評価しているような意見や感想も載せると良いです。
下記は情報商材(アフィリエイト教材)の購入者に頂いた声という前提の例になります。
- 今まで多くの情報商材を買っても稼げなかった事もあり、今回も最初は疑っていました。
上手くいけば儲けもん、ダメ元でいいかと思っていたんです。
ですが、実際に教材を読んで、サポートを受けていく内に、日を追うごとに少しずつ成果が出始め、「今回は上手くいくかも!」と感じるようになりました。
4日に1回ペースでサポートを受けさせて頂き、自分自身の実力・スキルが身に付くように実感が持てた事が、非常にうれしい事でした。
今では実践から2ヶ月ほど経過し、まだ10万ほどですが、自分の力で稼げるようになっています。
最初の頃に疑っていた自分が恥ずかしい限りです(笑)
今後とも宜しくお願い致します。
上記のように、初めは疑っていたなど、低い評価で始まり、徐々に評価が高まっていったという声は非常に信ぴょう性を高める上で有効となります。
なぜなら、読み手としては疑いの気持ちは少なからず常に持っており、低い評価をしていたお客さんの声に対して共感を抱きやすくからです。
共感を抱いたものに対しては信じる傾向が高くなる為、信ぴょう性が高まり、説得力を増す事に繋がっていくわけです。
ですので、お客さんの声を掲載する際には、
・終始、絶賛している声
・最初は低い評価から始まり、徐々に高い評価に変わっていく声
などを混ぜながら掲載する事を推奨していましたので参考にして頂ければと思います。
実績などを裏付ける証拠画像
これは先ほども例に挙げた実績画像を提示する方法になります。
アフィリエイトで稼いだ実績画像であれば、インフォトップなどをはじめとするASPの報酬画面をキャプチャしたものを提示すれば問題ありません。
もし、分かりにくい画像であれば、加工ソフトで赤枠を使って報酬部分などを図示すると、より分かりやすくなり読み手が率直に理解してくれるのでお勧めです。
ただ、実績が無い場合、提示するものがないと心配になるかもしれません。
実際には、実績は「いくら稼いだ」などの報酬面以外にも多く存在しています。
ネットビジネス関連で言えば、
・ブログのアクセス数
・メルマガの読者数
・アフィリエイトしている商品の購入率
・ブログランキングの順位
などがあるので、使えるような素材があれば、説得力を増すプラス要素の成り得るので、ぜひ検討してみて下さい。
数字で表される資料やデータ
これは、新聞やニュースなどをはじめとする報道機関の資料やデータを引用するという方法です。
例えば、アフィリエイトに関する市場規模をアピールする際には、下図のような資料を用いると説得力を増す事が出来ます。
出典:yano.co.jp/press-release/show/press_id/2362(矢野経済研究所より)
ただ単純に、
「アフィリエイトの市場規模は非常に大きいので、稼ぎやすいです」
と言っても、信ぴょう性はありません。
ですが、上図のような自身の主張を客観的に証明してくれる資料を併せて提示する事で、「ただの謳い文句」ではない事を証明してくれる為、説得力を増す事が出来るわけです。
このポイントは、出所を明確にする点になります。
これは法律的観点で、引用の際には出典元の明記が不可欠だからです。
また、出典元を明記する事により、自作による捏造ではない確固たる証明にもなって、説得力を増す事が出来るので、法律的観点も踏まえて必ず出典元を記載するようにしましょう。
著名人の言葉
証明的根拠の最後は、自身の主張を後押ししてくれるような、著名人の言葉を引用する方法です。
これはインタビューや書籍、ネット上の発言などを含みます。
ただ、その著名人は、自身が主張する内容に関して、読み手が認識するほどのその分野に関わる第一人者の発言を使うようにして下さい。
読み手が認識できないような人の発言では、自身の主張を後押しする事が出来ないからです。
また、主張を後押しする為には、提示する発言には高い信ぴょう性が欠かせません。
そこで、発言者は実力を証明する意味でも、その分野・ジャンルの第一人者である必要もあります。
例えば、
・育毛剤を売りたい際に、松山千春が推薦している発言
・ダイエットの情報商材を売りたい時に、マツコ・デラックスが推薦する発言
などを提示しても、全く意味がありません。(笑
そのジャンルの第一人者で無い為、いくら第三者の意見として推薦してくれようとも、全くプラスにはならないわけです。
アフィリエイトなどのネットビジネスを含むビジネス関係であれば
・堀江貴文さん(ホリエモン)
・西村博之さん
・神田昌典さん
などが実力を持っている第一人者として多くの人に認識されています。
逆に、その辺のネット起業家やアフィリエイターでは、今挙げた方々のように世間一般に広く認識されていない為、いくら実績があろうともNGだという事です。
自分が第一人者だと思っても、読み手が第一人者と認識する事が出来るレベルの人物である事が重要になります。
テレビ出演や商業出版を多くしている人であれば、多くの人が認識する可能性が高まる為、選ぶ際の基準として有効です。
このような著名人の発言を引用していく際には、先ほどの「資料」「データ」の際と同様の理由(法律的観点と信ぴょう性の向上)で、出典元を併せて記載するようにして下さい。
また、先ほどの「資料」「データ」には無いものの、著名人の場合には明記すべき点として、「肩書」があります。
「第一人者の○○さんが自身の書籍××において・・・」
という表現ではなく、
「第一人者の●●大学名誉教授である○○さんが自身の書籍××において・・・」
のように肩書を明記する事で、その著名人の発言に対する信ぴょう性を、読み手が瞬時に認識しやすくなるからです。
病院の先生や大学教授、国会議員など、権威をある肩書に対して、多くの人は無条件に信用を抱きやすい傾向にあります。
その為、ただテレビや商業出版をしている著名人というだけではなく、プラスして肩書を付け加える事によって、信ぴょう性を大きく高められるわけです。
また、万が一読み手がその著名人を知らなかったとしても、肩書を併せて記載しておく事によって、無条件に信じてくれる可能性がある点も踏まえ、肩書の記載は非常に有効は手段となります。
総括:「説得力」がある文章の書き方
以上、説得力を高める文章の書き方におけるコツとして、
・理詰め的根拠
・証明的根拠
を解説してきました。
理詰め的根拠のポイントは、
・主張と根拠の繋がりを率直に認識させる事
・根拠が長くなった場合には、最後に主張と根拠の繋がりを明確にする事
・矛盾の無い内容で構成する事
・連続してYesと言わせる理論を重ねる事
で、対して証明的根拠は、
・第三者の意見や感想
・実績などを裏付ける証拠画像
・数字で表される資料やデータ
・著名人の言葉
などを細かく掘り下げて解説してきた次第です。
講義の冒頭でもお伝えしたように、ビジネスの収入は『収入 = 集客数 × 報酬単価 × 購入率 × リピート購入回数』という掛け算で表され、その内の、
・購入率
・リピート購入回数
を大きく引き上げる為には、今回の講義で解説したような「説得力」が欠かせません。
説得力を高めていく事によって、「購入率」「リピート購入回数」を跳ね上げ、それに伴い収入の「桁」そのものを増やしていく事が出来るほど、ビジネスにおいて非常に重要な部分を解説してきました。
ただ、説得力を高める「前段階」として、
可能な限り反感を避けて共感を得る
という文章構成が大前提として必要となってきます。
言い回しなどで読み手から反感を抱かれてしまえば、反感は共感と「真逆」の感情である為、説得と密接な関係にある共感を得られない事になり、読み手を説得する事が難しくなってしまうからです。
実際のところ、多くのブロガーやアフィリエイター、ネット起業家は、本講義の説得に関する部分に加え、表現や言い回しで読み手から反感を抱かれてしまっている事が原因で成功出来ずにいる方が非常に多くいらっしゃいます。
ネット上のブログなどを実際に読んで見ると、いかに説得力が無かったり、なぜか共感出来ずに反感を覚える文章ばかりと気付くと思います。
それほど多くの方が自身の成功を妨げているポイントになっていますので、ぜひ説得に関する本講義を頭に入れると共に、下記に用意した「反感を避けて共感を生む文章術」の講義も併せてお読みになって頂ければ幸いです。
今回の講義は以上です。
それではまた、次の講義でお待ちしております。
シュガー。