前回の講義『ブログ記事内SEO対策0.キーワードと相対評価』では、SEO対策においては単一キーワードではなく、複合キーワードを狙っていくべきという事を説明してきました。

該当する前回の講義は下記のリンクからお読みになって下さい。
>ブログ記事内SEO対策0.キーワードと相対評価

今回の講義『ブログ記事内SEO対策1.キーワード選定』では、1つ1つの記事において、どのように複合キーワードを選定していくかのポイントを解説していきたいと思います。

実際にこの講義で解説する「キーワード選定」が上手くいくかどうかによって、ブログのアクセスが全く変わってきます。

見込み客が検索する需要があり、かつ、ライバルが少ないようなキーワードを選べる事によって、あなたのブログに集められるアクセスは0にも成り得ますし、数万単位にも成り得るわけです。

非常に重要な講義となりますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければと思います。

まずはリサーチ内容から単一キーワードを列挙する

以前の講義『アフィリエイトにおけるリサーチ方法』では、参入する市場の見込み客が、

・何に悩んでいるのか
・何を知りたがっているのか
・どうなりたいのか

という内容のリサーチ方法を解説しました。

※リサーチに関する以前の講義は下記リンクからお読み下さい。
>アフィリエイトにおける「リサーチ」の方法

その際に、売れている情報商材のセールスレターを基にリサーチを行う事をお伝えしていましたが、そこで、様々な「単語」が出てきたかと思います。

この「単語」こそが、まさに「キーワード」です。

アフィリエイト関連で例を挙げてみましょう。

アフィリエイト関連のキーワード例

上の表は、想定されるキーワードの内「ごくわずか」「ほんの一部」でしかありません。

実際には無数にあり、また、市場内で新たなトレンドが起きる度に、さらに日々新たなキーワードが追加されていきます。

そもそもキーワードは見込み客自身が「思考」して打ち込む言葉に他なりません。

必然的に「思考」は人それぞれに異なる為、「実質的にキーワードは見込み客の数だけある」と考えられ事から、キーワードは無数にあると表現出来るわけです。

さらに1つのキーワードに対して掘り下げると、セールスレターには載っていなかったとしても、見込み客が検索すると想定出来るキーワードが次々と出て来ます。

関連するものであったり、連想されるものを意識すると様々なキーワードを思い浮かべる事が可能です。

例えば、「ブログ」というキーワードを例にして考えてみましょう。

ブログ → WP(ワードプレス)、無料ブログ、SEO

まだまだありますが、一応「WP」「無料ブログ」「SEO」の3キーワードに留めておき、そこからさらに掘り下げてみた例が下表です。

ブログの関連キーワード例

これらに関してもまだまだ無数に存在しますが、紙面の都合上キーワードの列挙はこの辺りでストップします。

以上のような流れで、

リサーチで見つかった単語から派生する単語を見つける

派生した単語から、さらに派生させていく

という事を繰り返すと、まだまだキーワードを見つける事が可能です。

「もうこれ以上は出ない」

というくらいになったら、それらは単一キーワードですので、それらのキーワードから複合キーワードを考えていきましょう。

「WP + テンプレート」のように単一キーワード同士を組み合わせても良いですし、「WP + レンタルサーバー + 格安」のように単一キーワード以外の言葉を組み合わせても構いません。

その際、決して2語の組み合わせに縛られる必要はありません。

「アフィリエイト 初心者 稼ぐ」など、3語でも問題無く、場合によっては4語でも構いません。

2語よりも3語の方が、その複合キーワードを狙っているライバル数が減る為、上位表示のハードルが下がるからです。

ただ、検索される数が減ってしまうというデメリットもある為、余り多くの語数を組み合わせない方が無難と言えます。

複合キーワードを考える上で重要なポイントは、見込み客が検索すると想定される組み合わせにする事です。

当然ながら、見込み客が誰も検索しないような複合キーワードでは、いくら記事が上位表示出来たとしても、アクセスが集まらないからです。

コツとしては、リサーチした

・何に悩んでいるのか
・何を知りたがっているのか
・どうなりたいのか

というリサーチ内容に沿って考えると、見込み客が検索すると想定される複合キーワードになっていくので推奨しておりました。

加えて、見込み客が全くの0状態から成功するまでの過程を考えても、検索されるであろう複合キーワードが見つかりやすいのでお勧めです。

基本的に、検索エンジンは「悩み」の解決や「願望」の達成を求めてキーワードを入力していく使われ方をしています。

そして、

「悩み」の解決 → 何に悩んでいるのか、何を知りたがっているのか
「願望」の達成 → どうなりたいのか

という具合に、リサーチした内容と密接にリンクしています。

故に、リサーチした内容をキーワードの選定に「そのまま」活かす事が出来るわけです。

また、GoogleとYahoo!では、現時点で検索数が多い複合キーワードを比較的楽に見つける方法があります。

それが、

・Googleサジェストキーワード
・Google関連キーワード
・Yahoo!虫眼鏡キーワード
・Yahoo!サジェストキーワード

です。

Google、Yahoo!共に「サジェストキーワード」は、検索窓(打ち込む場所)にキーワードを入力すると現れる複合キーワードです。

Googleサジェストキーワードグーグルのサジェストワード

Yahoo!サジェストキーワードヤフーのサジェストワード

Google関連キーワードは、何かキーワードを入力し検索した後の検索結果ページの上部と下部に現れるキーワード群になります。

Google関連キーワードグーグルの関連キーワード

Yahoo!虫眼鏡キーワードは、Google関連キーワードの「Yahoo!版」と捉えて頂いて問題ありません。

Yahoo!虫眼鏡キーワードヤフーの関連キーワード

上記4パターンは実際に検索数がある為、これらをヒントに複合キーワードを選定していく事も有効な手段と成り得ます。

ここまでは複合キーワードの考え方から選び方を解説してきた次第です。

次に、その中からより「集客数」を高めてくれる、「優先的に狙うべき複合キーワード」の考え方を説明いたします。

ブログ記事内SEO対策:優先して狙うべき複合キーワード

優先度の高い狙うべき複合キーワードのポイントは下記の2点です。

・ライバルが少ない
・ライバルが弱い

ライバルが少ない、またはライバルが弱いという事は、自身の投稿した記事が上位表示しやすい事を意味しています。

また、ライバルが少なかったり弱いと、運営歴が浅くても、上位表示を実現しやすいくなりますので、早い段階からアクセスを呼び込みやすくなるという事です。

まず、ライバルが少ない可能性が高いキーワードとして、固有名詞キーワードがあります。

情報商材名や販売者名、販売業者名、書籍名などの固有名詞を指します。

複合キーワードとしては、情報商材名を掘り下げると

「情報商材名 レビュー」「情報商材名 稼げる」「情報商材名 詐欺」「情報商材名 評判」「情報商材名 レビュー 特典」

などが考えられます。

これら固有名詞キーワードは、一般的に認知度が低いものの、見込み客は知っている可能性が十分に高いと想定されるキーワードであり、ライバルが少ないと想定されるのです。

特に、世に出て間もない状態、いわゆる「トレンド」の固有名詞キーワードは、ライバル達もそのキーワードを知らなかった為、物理的にライバル数が少ない事が想定可能です。

また、固有名詞キーワード以外の一般的な複合キーワードでも、実際に狙う複合キーワードを検索エンジンで検索し、検索結果上位(1ページ目)の記事タイトル一覧に、その複合キーワードを入れているブログやサイトが少ない、もしくは存在しない場合、ライバルが少ないと判断出来ます。

続いては、もう1つのライバルが弱いというポイントについて説明します。

実際に複合キーワードを検索エンジンで検索し、検索結果の上位に同じ複合キーワードを狙っているブログやサイトの記事があるが、

・その記事自体の文字数が少ない
・そのブログやサイトに投稿されている記事数が少ない
・その記事に興味を抱けず「飛ばし読み」「流し読み」せずに最後まで読めない

という項目に該当すればするほど、「ライバルは弱い」と判断しても問題ありません。

上記項目は、検索エンジンが判断する評価そのものに該当するからです。

当ブログで解説していくSEO対策を行っていけば、自然と上記項目ではライバルに勝てる為、狙っていっても早い段階で上位表示が可能になる複合キーワードと言っても良いです。

以上、検索エンジンからの評価が乏しい運営開始直後は、

「ライバルが少ない複合キーワード」
「ライバルが弱い複合キーワード」

を優先的に記事を作成した方が、より早くアクセスを呼び込める可能性が非常に高まります。

ただ、このような上位表示しやすい複合キーワードだけではなく

・ブログの記事数が増えてくる
・既存記事から得られる評価(最後までしっかり読まれている、PV数が多いなど)が高い

という状況になれば、上記に該当しない一般的な複合キーワードも、ブログ自体の評価が高まる事で、上位表示が実現しやすいくなります。

故に、

・ライバルが少ない複合キーワード
・ライバルが弱い複合キーワード

を狙いながら、同時に

・上記以外の一般的な複合キーワード

も併せて狙っていくと、ライバルが少なく弱いキーワードから早い段階でアクセスを集めつつ、検索数が多い一般的な複合キーワードで長期的かつ安定したアクセスを集めていく方針が理想です。

【補足講義】キーワード選定のスピードを上げるには

こうしたキーワード選定の作業は、1記事毎に行うよりも、まとめて取り組む方が時間効率が高いので推奨しています。

選定したキーワード全てを記事にしてしまったら、再度キーワード選定を行う事で、新たなキーワードを発見し、記事を作成していく流れが良いかと思います。

それでも新たなキーワードが出ないくらいになった場合、

・ライバルが多いキーワードを狙う
・再度リサーチを行う

という手段が有効です。

キーワードが出なくなる状況という事は、相当な記事数がブログに投稿されているという段階になっているはずですので、ブログ全体における検索エンジンからの評価が非常に高まっていると想定されます。

ブログ全体の評価が高まれば、1つ1つの記事が受ける評価も相乗して高まり、新たに投稿する記事にもその高い評価が適用されます。

故に、検索数が多いもののライバルが多かった為にさけていた複合キーワードを狙って記事を書いても、その記事が検索上位に食い込める可能性が高くなるのです。

そのような検索数が多い複合キーワードでも記事が上位に表示されれば、大きなアクセスを呼び込めるようになり、収入そのものが一段階アップする事が期待出来ます。

また、ライバルが多いキーワードも既に投稿し尽くした・・・という場合は、再度リサーチを行った上でキーワード選定を繰り返す事を推奨していました。

なぜなら、その段階に至っているという事は、記事投稿を繰り返す事による自らの経験値が向上している為、再度リサーチをする事で新たな発見が期待出来るからです。

リサーチで新たな発見があるという事は、相乗して新たなキーワードが幾つも見つかると想定出来るので、そのキーワードを派生させ、新たに記事を投稿していく事が可能になっていきます。

以上、キーワード選定の作業は、記事を書く度に行わず、一度に多くのキーワード選定を行っておく事を推奨していた次第です。

作業効率を上げて、より多くの記事を投稿して集客数を高めていけますので、ぜひ参考にしてみて下さい。

【まとめ】ブログ記事内SEO対策1.キーワード選定

本講義のまとめです。

【ステップ1】
まずはリサーチ結果から単一キーワードを抜き出す

【ステップ2】
抜き出した単一キーワードを1つずつ取り出し、そのキーワードから連想されるキーワードを列挙する(派生する単語=キーワードを見つける)

【ステップ3】
「もうこれ以上はない」という程に出し切ったら、「アフィリエイト 初心者 稼ぐ」のように出し切った単一キーワードを、見込み客が検索しそうな複合キーワードで組み合わせていく(2語に限らず3語や4語でも問題ない)

<複合キーワードを見つけるコツ1>

リサーチ結果である、見込み客が、

・何に悩んでいるのか
・何を知りたがっているのか
・どうなりたいのか
・「悩み」の解決 → 何に悩んでいるのか、何を知りたがっているのか
・「願望」の達成 → どうなりたいのか

などを基にして複合キーワードの案を考える

<複合キーワードを見つけるコツ2>

検索エンジンに直接キーワードを打ち込み、

・Googleサジェストキーワード
・Google関連キーワード
・Yahoo!虫眼鏡キーワード
・Yahoo!サジェストキーワード

などで表示される、検索エンジンの機能を利用して複合キーワードを見つける

【ステップ4】

優先して狙う複合キーワードとしては、

・ライバルが少ない
・ライバルが弱い

などの、固有名詞キーワード

その他、見つけた複合キーワードの中で、実際に検索してみて、

・その記事自体の文字数が少ない
・そのブログやサイトに投稿されている記事数が少ない
・その記事に興味を抱けず「飛ばし読み」「流し読み」せずに最後まで読めない

という項目に該当するブログやサイトが多ければ、それらのライバルは明らかに「弱い」と判断出来るので、狙う価値がある複合キーワードとなる


以上、当講義では記事内SEO対策の1つ目として、重要な「キーワード選定」について解説いたしました。

以降のSEO対策講座では、アクセスをブログに呼び込む為に重要となる「記事タイトル」や、検索エンジンからの評価を高める「記事本文の書き方」になります。

ぜひ、下記リンクから『SEO対策講座の目次』に目を通し、別のSEO対策講座も併せてご覧下さい。

>SEO対策講座の目次はこちらから

ここまでお読み頂きありがとうございました。

シュガー。

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