シュガーです。
今回は、アフィリエイトをはじめとするネットビジネスに関するメルマガ読者の方から、
「アフィリエイトを実践しているのですが、SEOって、狙ったキーワードでSEO対策をしても、結局はライバル同士で競合するから意味が無いのではないでしょうか?」
という相談を頂き、多くの方が似たような悩みや疑問を感じていると思い、記事という形でお答えしていく次第です。
上記の相談は要するに、自身がブログやサイトに投稿する記事で「狙うキーワード」は、誰かしらの他者(ライバル)と競合するので、集客が出来なくなるのではないかという趣旨の質問になります。
それでは早速、講義の方に入っていきましょう。
早速の結論:アフィリエイトなどネットビジネスに関して、SEO対策に競合は心配ない。
結論としては、アフィリエイトをはじめとするネットビジネスにおいて、SEO対策で競合を心配する必要は特に「ありません」。
この主張は、私自身が結果的に競合が問題無かったという個人だけの話ではなく、多くのクライアントをコンサルする中で得てきた結果に基づくものです。
ですので、それなりのデータ量から来る相応の「根拠」を基に解説させて頂きたいと思います。
そもそもSEO対策の目的は、アフィリエイト目的であろうが何だろうが、とにかく営利目的で運営するブログやサイトの「テーマ」に沿った見込み客を集める事です。
要するに、SEO対策を行う本来の目的は、販売する商品やアフィリエイトする商品を購入する「見込み」がある人を集めるという事に他なりません。
(だからこその「見込み」客という表現)
そのような「見込み客」を、グーグルをはじめとする検索エンジンから多く集客する為に、検索結果の上位表示を果たそう試みこそが、SEO対策なわけです。
以上のSEO対策における定義及び目的を前提とした上で、見込み客を検索エンジンから集める事において、競合によってアクセスが集まらなくなるような事を心配する必要はありません。
そんな、SEO対策に競合を心配する必要がないと言える理由は、以下の3つになります。
- 狙っていないキーワードのアクセスが非常に多く来る
- 上位に表示されなくてもアクセスは来る
- 検索する見込み客によって検索結果の順位は異なる
それでは1つずつ掘り下げて見ていきましょう。
狙っていないキーワードのアクセスが非常に多く来る
ブログやサイトを実際に運営していき、
・ワードプレス
・忍者アナライズ
・グーグルアナリティクス
などをはじめとするアクセス解析で、検索キーワードの結果を見ると、いわゆる、
「不明なキーワード」
で数多くのアクセスが集まっている事が少なくありません。
この「不明なキーワード」は、使用するアクセス解析によって名称が異なる事もありますが、意味合いとしては「少数派」なキーワードを指しています。
例えば、いまあげた「不明なキーワード」は、「ワンピース ネタバレ」のように明確なキーワードとしてアクセス解析に掲載されるキーワードとは異なり、その「不明なキーワード」を検索した見込み客は「少数」しかいないようなキーワードを意味するわけです。
YahooやGoogleと言った検索エンジンで1つのキーワードを打ち込むと、「複合キーワード」の候補が幾つも表示されると思います。
そのような複合キーワードの候補は、実際に検索数が多いので、Yahooや Googleの検索エンジン側から、
「他の人はこんな言葉で検索してますが、いかがですか?」
という具合に検索ユーザー側に提案しているわけです。
ですが実際のところ、検索ユーザー=見込み客が
・調べたい情報
・欲している情報
は、提案された複合キーワードの候補内にあるとは限りません。
むしろ、候補内には「ほとんど無い」と思われます。
なぜなら、そもそも見込み客が検索エンジンで調べ物をする理由は、自身の
・悩み
・願望
を解決する為であり、そんな悩みや願望に伴って発生する、
・知りたい情報
・欲している情報
は、人それぞれに全く異なるからです。
もちろん、大多数が検索するようなキーワードもあるくらいですから、人によっては重複する事も当然無いわけではありません。
ただ、それ以上に、アクセス解析をすると、検索エンジン側から提案されるキーワードよりも、見込み客側が直接入力するキーワードの方が圧倒的に多くなっていました。
実際のところ、多くのクライアントからアクセス解析を提示して頂くと、検索エンジン側から提案される複合キーワード候補よりも、見込み客が候補ではなくキーワードを直接入力した、
『不明なキーワード』
でブログにアクセスしてくる見込み客が圧倒的に多い傾向にあります。
実際、多くの見込み客は具体的に調べたい事が「明確」になっているからこそ検索エンジンを利用しているので、具体的に調べたい内容を詳しく検索窓に直接打ち込んでいくと考えられるわけです。
だからこそ、アクセス解析を見ると、少数派のキーワードである「不明なキーワード」という解析結果が数多く見られるのではないかと思われます。
ただ、そんな「不明なキーワード」は、その内容をブログに記事を書くアフィリエイター側が「予測」していく事は残念ながら出来ません。
いくら見込み客の事をリサーチしても、見込み客それぞれが直接打ち込む少数派のキーワードまでは、正確には調べられないからです。
ですが、見込み客が直接打ち込むキーワードは、見込み客が抱える、
・悩み
・願望
に関わっている事は間違いありません。
そもそも見込み客は悩みを願望を解決したいからこそ、検索エンジンにキーワードを直接入力しているわけですから。
そんな不明なキーワードは、人それぞれ入力する言葉遣いも異なる為、見込み客の数だけ存在すると言っても過言ではありません。
その上で検索エンジンは、不明なキーワードに対して「最適な情報」を提供している記事を検索上位に表示してくれます。
そして、不明なキーワードはそもそも、見込み客の「悩み」「願望」を基に検索される言葉に他なりません。
そこで、SEO対策として狙ったキーワードで記事を書く際に、見込み客の悩みや願望を解決する内容で記事を投稿していれば、自然と不明なキーワードでもアクセスを数多く集める事が出来ます。
なぜなら、見込み客の悩みや願望を解決する内容の記事を書いていれば、様々な不明なキーワードに対して検索エンジンが
「上位に表示するのに適した記事」
という評価をしてくれる可能性が高まり、自身が書いた記事が多数の不明なキーワードで上位表示されれば、その分だけアクセスをブログに呼び込めるからです。
例として仮に、
「アフィリエイト 初心者 稼ぐ方法」
という複合キーワードで上位表示を狙ったとします。
その際、上記の複合キーワードでは記事が上位表示を果たせなくても、見込み客が知りたくて悩んでいるであろう、
『アフィリエイトを始めたばかりの方が稼ぐ為に知りたい情報』
を記事にしっかりと盛り込んでいけば、自然と「アフィリエイト初心者」が検索する「不明なキーワード」にて上位表示される記事に仕上がっていきます。
あくまでキーワードは例ですが、このような具合に、ブログに来て欲しい見込み客が知りたい情報を記事内で提供していけば、集めたい見込み客を不明なキーワードを介して数多く集められるというわけです。
意図して不明なキーワードを狙ってアクセスを集めるには
もちろん、その為には見込み客が知りたい情報である、
・悩み
・願望
などを明確に把握しておく事が欠かせません。
そこで重要となるのがリサーチです。
リサーチと言っても、見込み客が抱えていそうな悩みや願望を、ただ何となく予想していくのでは意味がありません。
その予想が当たれば良いですが、外れていれば、そのリサーチを基に記事を書いても、アクセスはなかなか集まらないでしょう。
まずは、見込み客が抱えている「本音」の悩みや願望をリサーチして知る必要があるわけです。
そんなリサーチにおいて有効性が高い方法は、既に商品に対してお金を払った見込み客が反応した文章(商品の販売ページ)を読む事になります。
見込み客がお金を払ったという事は、その販売ページを読んだ上で、見込み客が自身の抱える悩みや願望を解決できると「信じた」からに他なりません。
つまりは、その販売ページには、見込み客の悩みや願望を解決できると訴求した要素があるはずなんです。
そして、その訴求点を見つけだし、自身がアフィリエイトを行うブログに投稿する記事へ反映させていけば、自然と見込み客の悩みや願望を解決する記事へと仕上がっていきます。
その為、自身がアフィリエイターとして参入した市場における見込み客が検索する様々な、
『不明なキーワード』
で、検索エンジンからの上位表示を実現しやすくなるという事。
また、その記事は、実際に見込み客が悩みや願望を解決できると信じてお金を支払った「実績」があるので、他の見込み客にも同様に高確率で反応を得られるようになります。
つまり、アフィリエイトする商品の「購入率」を高められる為、自然と収入を伸ばせるというわけです。
実際に見込み客がお金を払った『答え』を知れるので、イメージとしては、入学試験の答案用紙をカンニングするようなものですね。
このような、答えと言える見込み客が本音で抱える悩みや願望は、アフィリエイター個人の「予想」で行うリサーチではなかなか得る事は出来ません。
実際にお金を払った見込み客が反応した販売ページの文章から
『逆算』
するリサーチ方法だからこそ、得られる答えなわけです。
そんな答えを得られるリサーチ方法は、下記の記事で詳しく解説しています。
ぜひ併せてご覧になってみて下さい。
また、リサーチから記事の書き方、そしてアフィリエイトする商品を高い「購入率」と「リピート購入回数」で販促していくノウハウ『MillionAffliate』に関しては、下記の無料講座で公開していました。
クライアントの実績も公開していましたので、こちらも併せて目を通して頂ければ幸いです。
以上が、SEO対策で競合を心配する必要がないと言える1つ目の理由、
『狙っていないキーワードのアクセスが非常に多く来る』
の解説になります。
続きましては2つ目の理由となる、
『上位に表示されなくてもアクセスは来る』
に関する解説になります。
上位に表示されなくてもアクセスは来る
必ずしも検索エンジンにおける検索結果の1位や2位などの「上位表示」を果たせず、8位や9位などであっても、アクセスを呼び込む事は可能です。
まず、検索ユーザー=見込み客は、知りたい事に関する「キーワード」を検索エンジンに打ち込みます。
すると検索エンジンは、そのキーワードに対して有益な情報を提供している記事を上から順に10件ほど、
・記事のタイトル
・本文の抜粋
を表示していきます。
その上で、その検索結果に羅列された記事タイトルから、見込み客は興味を持ったタイトルをクリックする事により、ブログにアクセスしてくるわけです。
要するに、10件ほど表示される記事タイトルの中から、見込み客は自身の判断でどの記事を読むかを決められるという事になります。
よって、仮に自身の書いた記事が1位や2位などの「上位表示」を果たせず、5位や6位、さらには8位や9位などであっても、見込み客に記事タイトルをクリックしてもらえれば、十分にアクセスを集められるという事です。
ブログにアクセスを集める為に、競合が激しい検索結果の1位や2位のような最上位に、自身の記事が食い込む必要はありません。
自身の書く記事タイトルが、見込み客にとって、
「記事内容を読んでみたい。」
と思わせるような魅力を与えるタイトルになっていれば、8位や9位でもアクセスを呼び込めるので問題ないわけです。
もちろん、8位や9位よりも、1位や2位の方がクリックされる可能性が高い事は否定出来ません。
そもそも、見込み客は検索結果の「上位から順」に目を通していくからです。(あえて下から目を通す事は考えにくいと思います)
その為、見込み客が8位や9位の記事タイトルを視界に入れる前に、上位の記事をクリックする事が普通に有り得ます。
ただ、一定数の見込み客は、下記のような行動パターンを取る事が想定出来るので、決して8位や9位ではチャンスが無いわけではありません。
- クリックする前に、まずは上から順に一度は下まで記事タイトルに目を通す
- 仮に1位や2位の記事をクリックして記事を閲覧しても、それらの記事内容に見込み客が満足出来ず、3位以降の記事タイトルに目を通していく
以上から、1位や2位のような最上位に表示がされなくても、アクセスを呼び込むチャンスは十分にあるという事です。
ただ、そのチャンスにおける「条件」としては、ここまでで触れた通り、見込み客に訴求できる魅力的な記事タイトルを書けるという事があります。
そんな記事タイトルですが、ただ魅力的であれば良いというわけでもありません。
アクセスを呼びやすくする為に必要な、記事タイトルにおける検索エンジンに対しての『ルール』が存在します。
そのルール=ポイントに沿って記事タイトルを書かない事には、アクセスの収集が難しいものになりかねません。
それは、
1.言葉の配置に関するポイント
2.並べ方に関するポイント
3.文字数のポイント
などになります。
上記の記事タイトルにおける作り方のポイントは、下記の講義で詳しく掘り下げておりますので、併せてご覧になってみて下さい。
以上が、SEO対策で競合を心配する必要がないと言える2つ目の理由、
『上位に表示されなくてもアクセスは来る』
の解説になります。
検索する見込み客によって検索結果の順位は異なる
SEO対策で競合を心配する必要がないと言える最後、3つ目となる理由は、
『検索する見込み客によって検索結果の順位は異なる』
というものです。
そもそも検索エンジン(ヤフーやグーグル)は「広告ビジネス」であり、検索結果ページの上部や下部、サイドに「広告」を掲載し、広告出稿側の企業や個人から広告費を受け取っています。
その上で、検索ユーザーに検索エンジンを使い続けてもらえなければ意味がありません。
検索ユーザーが検索エンジンから離れていってしまえば、掲載する広告を見てもらえなくなり、本来の広告ビジネスが上手くいかなくなるからです。
だからこそ、ユーザーを離れさせない為にも、検索エンジンは検索ユーザーが検索するキーワードに対し、有益な情報を提供しているブログやサイトを上位に表示させ、ユーザーの満足感を高めています。
検索を利用するユーザーの「満足感の高さ」があれば、検索エンジンを繰り返し利用してくれるようになるからです。
このようにユーザーが繰り返し検索エンジンを利用してくれれば、その分だけ広告ビジネスが上手くいくようになるので、検索エンジンは有益な情報を提供すべく、常に検索順位の変動を行っています。
そんな検索順位の変動は、全体的な変動、いわゆるアルゴリズムの変更だけではありません。
たとえ違う人が同じキーワードで検索しても、検索するユーザー(見込み客)によっても、検索順位は常に変動して異なってくるのです。
仮に、「学習塾」と検索するとします。
すると、ユーザーが検索している場所を検索エンジンが探知し、その場所に見合った「学習塾」を検索結果として表示してくれるのです。
(実際に検索してみるとお分かり頂けます)
検索している場所が東京都なら東京都、宮城県なら宮城県、神奈川県なら神奈川県の学習塾をそれぞれ表示してくれます。
検索エンジンとしては、前述の通り見込み客にとって有益な情報を提供する事が目的だからこそ、住んでいる場所も考慮した上でも有益な情報を提案してくれるわけです。
逆に、東京都に住んでいるにも関わらず、宮城県の学習塾を提示されても、全く有益な情報にはなりません。
その宮城県の学習塾がいくら素晴らしい塾だろうと、物理的に東京都からは通えないからです。
この例では、住んでいる場所に応じた有益な情報でしたが、他にも、
・閲覧履歴
・検索履歴
などの検索ユーザー個人の「傾向」に合わせて、たとえ違う人が同じキーワードで検索したとしても、検索するユーザーによって検索結果が異なってきます。
例として、自分が上位表示を狙っているキーワード「A」があるとします。
その際、自分のパソコンで「A」を検索した際には全く上位に表示されずに18位くらいだったとしても、別の第三者が「A」を検索した場合、8位くらいになっている事も有り得るわけです。
また、そこで1位や2位ではなくとも、先ほど2つ目の『上位に表示されなくてもアクセスは来る』で解説した通り、8位や9位でもアクセスを呼び込むチャンスはあります。
よって、『検索する見込み客によって検索結果の順位は異なる』という性質から、SEO対策において競合を回避してアクセスを集めるチャンスがあると言えるわけです。
まとめ:結局SEOはライバルとキーワードが競合するので無意味なのでは?という意見に対して。
本講義では、SEO対策において競合を心配する必要がないと言える理由として、下記の3点を解説いたしました。
- 狙っていないキーワードのアクセスが非常に多く来る
- 上位に表示されなくてもアクセスは来る
- 検索する見込み客によって検索結果の順位は異なる
その上で、関連する内容として、『リサーチの方法』『記事タイトルの付け方』に関しても触れた次第です。
これら2つは別途詳しく解説していますので、以下に改めて記事のリンク先を紹介させて頂きます。
ぜひ併せて参照頂ければ幸いです。
それでは。
シュガー。