シュガーです。
今回のSEO対策講座は、記事に画像や動画を掲載する事によるSEO対策になります。
「画像や動画を掲載する事がSEO対策上で有利になる」という事を打ち出しているネット起業家やアフィリエイターは少なくありません。
そこで今回は、SEO対策の観点で見て、画像や動画を掲載する方が有利になるのか、それとも不利になるのか?を掘り下げて解説していく次第です。
ブログ運営に携わる全ての事業者にとって関わる有益な講義になると思いますので、ぜひ最後までお付き合い頂ければ幸いです。
検索エンジンが求める「本質」から考える早速の「結論」
結論を先に挙げ、納得頂ける根拠を掘り下げていく形で進めていきます。
画像や動画を記事に掲載する事でSEO対策上で「有利」になるかどうかは、
「ブログテーマによっては有利になる可能性がある」
というのが私自身が打ち出している結論です。
早速の結論ですが、ここからは、SEO対策上における画像や動画を記事に掲載する事の「メリット」「デメリット」に分けて掘り下げ、根拠と共に、どのようなテーマにおいてSEO対策で有利になるかを解説していきます。
その前に、SEO対策における「前提」の話
SEO対策はそもそも、検索エンジンの検索結果において、上位表示を目指してアクセスアップを狙う事に他なりません。
その上で検索エンジンは、検索ユーザー(見込み客)に対して有益な情報の提供を行う事が「目的」で運営している為、「有益な情報」を提供しているブログやサイトを優先的に検索上位に表示させる傾向は今も昔も不変的で変わらない性質です。
要するに、本質的なSEO対策は、検索エンジンの「目的」に沿って、「有益な情報」=「見込み客の悩みや願望を解決に導く情報」を提供する事になるわけです。
その為、検索エンジンがブログやサイトに対して「有益な情報を提供している媒体か否か」を判断する指標の一部として、
・記事を最後まで精読する
・別の記事も読み進める
という要素を判断基準に取り入れ、検索ユーザーの「満足感」を計っています。
読み手である検索ユーザーの「満足感」が高ければ、自然と「記事を最後まで精読する」「別の記事も読んでみる」という動向に至ると考えられるからです。
そして、その「満足感」こそが、まさに「有益な情報」を提供している媒体である事の証明になるからこそ、検索エンジンは上記2点を重要な指標としているわけです。
この先の講義において、重要な考え方になる為、先んじてお伝えさせて頂いた次第です。
それでは次項から、話を戻し、『画像や動画を記事に掲載するSEO対策におけるメリット』から解説させて頂きます。
画像や動画を記事に掲載するSEO対策におけるメリット
記事は主に文章で読み手に対して主張を展開していくものですが、
・画像
・動画
を用いていく事によって、こちらが展開する主張に対する読み手の理解を助けるというメリットが挙げられます。
こちらが展開する主張に対する読み手の理解を助ける
文章では分かりにくい箇所があった場合、画像や動画によって読み手に対して分かりやすい説明にする事が可能です。
読み手(見込み客)にとって分かりやすい説明は、見込み客の悩みや願望を解決に導く情報=有益な情報である為の「前提」として考えられる為、これは検索上位に評価される対象である事は間違いありません。
分かりやすい説明であれば、グイグイと記事を最後まで読み進める事が想定されますし、見込み客は記事に対しての「満足感」を感じ、別の記事にも目を通してくれる可能性が高まります。
これにより、見込み客は、
・記事を最後まで精読する
・別の記事も読み進める
という動向に至る傾向があるわけです。
これはまさに、先ほどお伝えした検索エンジンがブログやサイトを評価する要素に他なりません。
よって、「こちらの主張に対する読み手の理解を助ける」という役割を果たすような画像や動画はメリットに成り得るというわけです。
特に、
・スポーツ関連
・料理関連
などのように、「動き」が提供する情報のメインになる場合、どうしても文章のみでは説明が難しいと言っても過言ではありません。
例えば、
・腕立て伏せやダンベルを使った筋トレのフォーム
・野球やサッカー、ダンスなどの細かいフォーム
・魚をさばく際における包丁の使い方
などは、どうしても文章よりも画像や動画の方が圧倒的に分かりやすいと思います。
上記のような内容を扱っているブログでは、文章だけでなく画像や動画を多く掲載した方が、読み手である見込み客にとって分かりやすくなり「満足感」を高める事が出来る「有益な情報」を提供するブログに成り得るはずです。
以上、読み手の理解を助ける事によるSEO対策上のメリットの解説になります。
ただ、逆に画像や動画を掲載しない方が分かりやすいケースもあります。
スポーツや料理など「動き」が前提の情報発信テーマにおいては、画像や動画を掲載する事による分かりやすさによって、読み手の「満足感」を高め、
・記事を最後まで精読する
・別の記事も読む
というSEO対策上の優位さがありました。
しかし、
・コピーライティング
・マーケティング
・恋愛
などのノウハウ的な情報を扱うテーマの場合はいかがでしょうか?
例えば、上記のようなテーマを扱うブログで、全て「口頭」による動画で情報発信をされた場合、見込み客の「満足感」は高まるのかと言うと、、、私はそうは思いません。。。
まず、上記のテーマにおいては、先ほどの「スポーツ」や「料理」などとは異なり「動き」が不要な情報である為、動画や画像で説明される必要がありません。
にも関わらず、動画で説明されてしまうと、
・受けた説明を自分で理解してまとめ直す必要が生じてしまう
・後々、ピンポイントで復習したい際に、手間になる
・情報を得る際には動画のペースに合わせる必要がある為、もっと早く情報収集したい場合に面倒となる
というデメリットが生じてしまいます。
もちろん、コピーライティングやマーケティング、恋愛などのテーマであっても、画像や動画による「部分的」な解説がある事で、分かりやすさがプラスになる可能性が0というわけではありません。
ただ、「文章のみ」で、こちらの主張を読み手にしっかりと理解させる事が出来るのであれば、わざわざ画像や動画を掲載しなくても良いわけです。
むしろ、文章だけで十分に理解させられるにも関わらず、あえて画像や動画を掲載する事は、
・受けた説明を自分で理解してまとめ直す必要が生じてしまう
・後々、ピンポイントで復習したい際に、手間になる
・情報を得る際には動画のペースに合わせる必要がある為、もっと早く情報収集したい場合に面倒となる
というデメリットが残ってしまうだけに過ぎません。
そして、このようなデメリットは見込み客の「満足感」を高めるどころか、下げてしまう要因になると考えられます。
その結果、見込み客は、
・記事を最後まで精読する
・別の記事も読む
という事を積極的に行わないと考えられるわけです。
要するに、テーマによっては画像や動画を掲載する事により、分かりやすさがプラスになって見込み客の「満足感」を高め、SEO対策上「有利」に働くのは情報発信のテーマによるという事です。
ここまでの内容をまとめると下記のようになります。
・画像や動画を掲載する事によって有利になる場合
→スポーツや料理など「動き」が存在する情報を扱う場合
・画像や動画を掲載する事によって有利にならない場合(むしろマイナスになる)
→「動き」が無く文章のみで読み手に理解させられる情報を扱う場合
(例:コピーライティング、マーケティング、恋愛など)
画像や動画を掲載する事によるSEO対策におけるデメリット
画像にも動画にも共通して言えるデメリットは、画像を探したり動画を作成したりする「労力」「時間」になります。
特に、見込み客に「満足感」を感じてもらえる動画を作成しようとした場合、
・構成を練り上げる
・動画の作成
・動画の見直し、チェック
・取り直し
などの工程を経て、ようやく納得出来る動画が完成すると思います。
それなりの時間もかかりますし、労力もかかるので、1日で幾つも動画を作成するのは、物理的にも考えても難しいと思われます。
説明を分かりやすくする画像を作成するのも同様で、動画ほどではないにしても、それなりの時間と労力は避けられません。
対して、文章のみで画像や動画の掲載を特に行わない場合は、上記のような「労力」「時間」は0になります。
その結果、文章のみの場合は、余計な労力と時間が0になる分、より多くの記事をブログに投稿出来るわけです。
より多くの記事を投稿すればするほど、検索エンジンの評価が高まり、ブログ全体の記事がSEO対策上で有利になっていきます。
ただ、あくまでも、「見込み客の悩みや願望を解決出来る質の高い記事」を書けるという前提の話です。
先ほどもお伝えしましたように、
・スポーツ
・料理
などのように「動き」が前提の情報をテーマにする場合、どうしても無理矢理に文章のみで説明しようとすると、読み手である見込み客の「満足感」を高めれる事は難しくなってしまいます。
そのような「満足感」を高められない情報発信は、どうしても「見込み客の悩みや願望を解決出来る質の高い記事」には成り得ません。
その結果、見込み客は、
・記事を最後まで精読する
・別の記事も読む
という行為を積極的に行わないと考えられ、検索エンジンの評価を高める事が出来なくなる可能性に繋がってしまうわけです。
あくまでも読み手である見込み客の「満足感」を高められる情報発信が「大前提」である為、文章のみで理解させる事が難しいスポーツや料理など「動き」が必要となるテーマの場合は、記事の投稿数を減らしてでも、「労力と時間」をかけて画像や動画を掲載する意義・メリットは十分にあると言えます。
その「労力と時間」をかけた分だけ、見込み客の「満足感」に比例する為、それが「記事を最後まで精読する」「別の記事も読む」という行為に繋がり、最終的にSEO対策上で有利に働くからです。
要するに、ここで取り扱った「労力と時間」というデメリットは、テーマによってデメリットにはならないという事でした。
【総括事例】ブログ記事に画像や動画を載せる事とSEO対策
本講義のまとめです。
「ブログ記事に画像や動画を掲載する事は、テーマによってはSEO対策において有利に成り得る」
というのが最終結論になります。
テーマによっては、という部分に関しては、下記の通りに分類されます。
・画像や動画を掲載する事によって有利になる場合
→スポーツや料理など「動き」が存在する情報を扱う場合
・画像や動画を掲載する事によって有利にならない場合(むしろマイナスになる)
→「動き」が無く文章のみで読み手に理解させられる情報を扱う場合
(例:コピーライティング、マーケティング、恋愛など)
事例としては、当ブログはコピーライティングやマーケティングのノウハウを公開しているブログであり、ブログ全体を通して99%以上が「文章」で構成されていました。
これは、文章「のみ」で十分に説明が出来るテーマであるからであり、わざわざ画像や動画を作成して掲載する「時間」「労力」があるならば、別の記事を書いた方が、見込み客の「満足感」を高められますし、最終的に記事数が増える事で検索エンジンからの評価も高まります。
故に当ブログでは、あえて画像や動画を掲載する事は行わず、99%以上を文章で構成していたわけです。
実際、私がコンサルしているクライアントに対しても、テーマに応じて説明上で必要にならない限り、画像や動画を掲載する事は推奨しておりません。
画像や動画を掲載する事に「時間」「労力」をかけるのであれば、前述の通り、1記事でも多く書いた方がSEO対策上「有利」になるからです。
以上、参考にして頂ければと思います。
シュガー。